この砦をはじめる時に考えました。
日本人は間違った歴史認識により、如何に自信を喪失し、現実の問題解決を歪めているか。
日本史の教科書に「ハーグ密使事件」という項目がある。
一九〇七年、オランダのハーグで会議中の列国に、植民地にされかけていた朝鮮が日本の非道を訴えた、などと書いてある。
少し歴史を学んだ人なら、その直後に伊藤博文が朝鮮王宮に乗り込んで国王に向かい、
「そんなに文句があるならこの場で宣戦布告してみろ!」と恫喝したとの挿話は知っている。
ここで止まると「やはり日本は朝鮮にはひどいことをしたのだ」などと訳がわからない勘違いをしかねないのだが。これには、日清日露戦争で朝鮮は中立とは名ばかりの、日本に敵対的な国だった事実を指摘すれば十分だろう。
で、根本的な疑問。
一九〇七年、オランダのハーグで列国は何の会議をしていたのだ?
朝鮮国王の密使が日本の非道を訴えるのを待っていたのではない。
三百年間、慣習として確立してきた国際法を法典としてまとめよう、という会議をしていたのである。つまり何が「確立した国際法」なのかの確認である。
日本にとって最も大事なのは二点。
一、占領軍は好き勝手に法律をかえてはいけません。ましてや憲法をや。
二、別に戦闘開始の前に宣戦布告をしなくても良いです。するにこしたことはないが。
大事なことを隠すために、どうでも良いことを針小棒大に記述することもあるという事例である。
さて、時事を二本。
生島さんの手紙の紹介だけで番組の大半を費やしているのが以下。
【青山繁晴】「特定失踪者問題」「工作活動」に答える!
http://www.youtube.com/watch?v=b9XLubXKrsI
皆さんご存知の以下。
外国人参政権「一万人大会」 UIゼンセン同盟「組織として反対」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100418-00000054-san-pol
今次参議院選挙改選議員の中でイチオシの一人、金子洋一さんは、松原仁さんらとともに民主党から参加。デフレ脱却議連の会長・事務局長コンビです。