津田大介氏への所見

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著名なリベラル系評論家の津田大介さんが上念司さんを訴えたらしい。渡世の義理で以下、拡散に協力。

こういうことらしい。

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まあ、訴状を見てないので何ともですが、言論人が言論人を訴えるとか、どうなんでしょうねえ。そらあ、物理的に殴られたとか、強姦されたとか、お金を盗まれたとかなら訴えてもいいんですけど、言論の争いなら言論で決着をつけるのが言論人なのであって、ツイッターで嫌なことを言われたから裁判所に訴えるとか、どうなんでしょうねえ。繰り返すけど、訴状を見てないので何ともですが。

津田さんの要求は「300万円払え」とのこと。名誉棄損裁判では相場の額ではあるのだけど、請求額が低いほど弁護士費用が安くなる?とはいうものの、この額だと「カネの問題ではない!」という争い方だけど、謝罪の要求とかしてないのかねえ。

根本的なことだけど、名誉棄損裁判の勝敗は裁判所が謝罪させるか否かで決まる。まあ、「1円でも取れたら宣伝戦に使える」とか「裁判中の相手の言論を封じる」とか「相手に裁判費用の負担を強いる」という陽動作戦を従ではなく主にする人もいるけど。

ちなみに、「あいつに傷つけられましたあ~」と法廷で涙ながらに訴え、「あいつの言論でどれほど私のファンが減ったことか」とか訴えて、判決文に「そんなの自分の責任でしょ。言論人なら自分の言論で何とかしなさい」と書かれた人もいるけど、名誉棄損裁判で訴えるって、そういうことなので。原則として、言論人が裁判に訴える時点で、自分の言論の無力をさらしているようなもの。私はようやらん。

世の中に目の肥えていない客が多くて、自分の応援している言論人が「訴えてやる!」「訴えた!」と表明すると支持する人がいるけど、分かっているのかねえ。

私は、今でも訴えたら即勝訴みたいな誹謗中傷をやられているけど、無視している。言論人は言論の争いは言論でつけるものだと思っているので。たとえるなら、プロレスラーが町で喧嘩して負けて警察に「殴られましたあ~」と訴えるかって話。法律云々以前にみっともない。殴られたら殴り返せばいい。

津田さんとは一面識もないけど噂は聞いていた。ある大手出版社で雑談をしていたとき、私が「最近の言論人は自分が食い扶持を稼ぐのに精いっぱいで、他人の面倒なんか見ない人ばかりですねえ」と言ったら、編集長が「そういうことやっているの、倉山さんと津田大介さんくらいですよ」とおっしゃったので「おっ?」と思った記憶がある。ちなみに私と津田さん、同い年なんですね。

まあ、何があったかわからんけど、言論人が言論のことで裁判所に訴えたとしたら、それは恥ずかしい。特に、上記の例に挙げたように、裁判を使って相手を苦しめるのが目的なら、それは如何なもの(津田さんがそうだと言っていなくて一般論)。

以上の話を聞いてご判断されて、上念さんのクラウドファンディングにご協力したいという方はご協力を。