憲法96条改正議連はどれくらい知名度があるのでしょうか。
日本国憲法の改正発議要件は衆参両院で三分の二で厳しすぎるので二分の一に緩和しよう、
という趣旨の国会議員の集まりです。
国民投票はそのままなので、通常の法律よりは改正要件は厳しいままだ、という説明も補足。
政治的意図は、「改正することにすら反対、というのはおかしい」ということらしいです。
「他のすべての条文に問題があろうと、九条だけは変えさせないのだ」とか、
「誤植も含めて一字一句、変えないことに意味があるのだ」という人たちの勢力が強すぎるので
ナントカしようということです。
どうしても日本国憲法が大好きな変質者的護憲派は4%くらいいて、
結局その人たちの意見が強すぎるので衆参どちらかで34%を確保してしまうという結果になるわけです。
さて、ここまで気付いた。
誤植というのは、日本国憲法第七条第四号。
第七条 天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行ふ。
四 国会議員の総選挙の施行を公示すること。
第一回参議院選挙は衆議院と同時ではなかったので、日本国憲法が存在する限り、「国会議員の総選挙」などはございません。「総」の字を削るか、他の字句に変えるかしなければなりません。
そこで提案。
憲法七条四号改正議連
ってどうでしょう。
これに反対する理由、聞いてみたい。
誰が反対するだろう。
たぶん、狂信的護憲派と新無効論者かなあ。
最近、「本来の無効論者」を名乗りはじめた私。
以上、単なる思考実験だとか、本気でやる気はないとか、思考実験だから意味がある、とか言わなければならないのが、イヤな時代だ。