愛国者の皆さんに肝に銘じてもらいたい公式があります。
経済的清算主義+政治的左派=亡国日本
いわゆる保守とか真正保守の皆さんとお付き合いすることが多いのですが、なぜ消費税増税とかデフレ不況とか白川法王&日銀貴族の話をするのかとよく聞かれます。それより皇室典範とか国防とか憲法の方が大事なのではということのようです。
今の日本の保守陣営の悪い癖なのですが、二者択一でないものを二者択一にしたがることです。
たとえば「若宮殿下と内親王殿下とどちらに帝王学を伝えるべきかを決めろ」とか。
日本の帝王学は皇族のみならず公家や上級武家ならば全員受けているという、正しい知識があればできないような恥かしい主張をする人すらいます。ちなみに欧州なら王族のみならず貴族全般ですね。アメリカならば上位7%の富裕層です。
本題に戻りますと、景気回復と伝統保守は二者択一ではなく同じ問題です。
時局認識を持ちましょう。
今の政権は自治労・日教組が中枢です。
残念ながら、重要な問題で一歩でも譲歩したら即亡国というところまで追い詰められています。少なくともこの砦で何度も書いた「船中八策」の問題に関しては、全部の戦線を守らねばならないのです。最終防衛線ですから、どこか一つでも突破されたらあとは殺戮されるだけです。
籠城戦とはそういうものでしょう?
で、私も単なるゼニカネの問題としての経済問題ならばここまでやかましく言いません。
「ゼニカネの問題としての経済問題」とは好況と不況を繰り返すことです。その周期がどの程度かの専門的な議論はともかく、10年を越えないことは確かです。
ところが、少なく見て日本は12年連続の不況です。しかもインフレの方ではなく、3年以上続くと奇観と言われるデフレの方です。長く見れば20年です。平成生まれの子供たちは元気な経済を知らないわけです。明らかに国家の活力は失われ、人心はすさんでいます。
今の経済問題は、目先の金儲けの意味でのゼニカネの問題ではないのです。
皇室典範改悪とか外国人参政権とか歴史問題が亡国への道であるとは保守の心を持つ人には自明でしょう。
同様に今のデフレ不況も放置すれば亡国です。
愛国者として経済問題を取り上げた偉大な先人に石橋湛山という方がいます。
石橋が格闘したのは昭和初期のデフレ不況と敗戦直後の大インフレです。
石橋の武器は正しい知識と言論でした。
経済問題に関して声を上げることは愛国者の義務です。
やるべきことを意図的にやらない日本銀行。・・・法王よりワルの貴族がいるとか。
暢気に夏休みをとっている菅首相と民主党。・・・真剣なのはデフレ脱却議連のみ。
連中の暴走に追随する財務省主流。特に勝次官!・・・良識派は何もできていない。
もはや日銀併合しかないでしょう。なぜ財務省(良識派)が動かないのか???
正しい知識から正しい判断が生まれる!愛国者たるもの、問題を正しく認識し、正しく行動しましょう!
最後に清算主義とはどういうものかを語りましょう。
意図的に不況を起こせば、不良企業は淘汰される。しかも官僚統制は自然と強まるので権限が拡大する。その過程で失業・倒産・自殺がどれほど出ようが悪い事ではないどころか、むしろ良い事。官僚の統制力が強まるので、誰が不良品で誰を残すかは意図的恣意的に選別できる。
という思想です。
時々近代経済学の理論を混ぜますが、日本においては社会主義者の道具です。
少なくとも二回の事例、昭和初期と現在はそうです。
さあ、ここまでくれば、
首相に消費税増税を言わせた人物と歴史談話を出させた人物が同じなのに気づきますね。
仙谷官房長官です。
少なくとも瞬間的には、どんなに短い期間でとっても、現在の日本の権力中枢司令塔は仙谷官房長官です。
政界の一寸先は闇なので予測はしませんが。
というか、事実認定や予測をしている暇があれば首を取りにいかねばならない訳です。
経済の話も政治の話も、日本を滅ぼしたい人たちがやろうとしていることは同根です。
実際の人脈などどうでも良いです。確定できた時には日本が滅んでいました、では無意味なので。
問題は政策です。
日本亡国に直結する政策にはすべて反対する!
こちらからの積極的な反転攻勢としてまず白川法王の首を取りに行く!
この砦、何の関係もない話題でも
「それはさておき、白川方明と羽毛田信吾は討伐されるべきである。」
と締めています。
そういうことです。
今の日本で経済的清算主義をやる
ことは社会主義革命をやることと
同じです!!!