情報化時代で記事そのものはネットで無料で読めるといっても、新聞記事を紙面で追うのは情報処理の基本です。
最近の産経新聞の例。
16日2面。
復興増税 個人住民税も 政府税調方針 法人は見送り
政府税調の意見を無批判に垂れ流し、じゃなかった客観的に報じた右隣の社説(主張)が、
増税以外の選択ないのか
ちなみにその隣が、野田首相が咳き込んでコップを隠しながら水を飲む写真。
18日8面。
復興支援とは「増税」ではなく「景気をよくする」こと
が上半面に。
下反面には、
増税は「日本沈没」を招きます 「増税=税収増」とは限りません。
増税しても、「被災者の苦しみを分かち合う」ことはできません
超円高の今、増税は国内企業の海外移転を加速、失業率を悪化させます。
幸福実現党の意見広告だった。さらに、
わたしたちは「増税」ではなく経済成長を目指します。
国債の日銀引き受け実施を求めます。
復興財源は国債の日銀引き受けによりまかないます。
国債の日銀引き受けは、デフレ対策に加え、
円高対策にもなります。
なんだ、正論じゃないか。
結党の時に消費税増税とか言ってた過去は忘れよう。
本日19日の一面見出し。
日本沈める増税頼み
だんだん、増税に根拠がないという世論が広がってきた。
好ましい。
ちなみにこんな記事も。
元国税庁長官の緊急提言!臨時増税は不可欠だが、消費税はなじまない
http://diamond.jp/articles/-/12231
ここでの「臨時」の意味は3年くらいまでらしいのだが。
「5年」とか「10年」を臨時と呼んでいる今の議論、どういうことなのだろうか。
8月24日の記事と合わせてお読みください。