「冷笑的言論は自由主義の否定（倉山塾メルマガより）」への3件のフィードバック

1. 冷笑的言論……と言いますか、冷笑主義の話ですが。ちょっと気になったんで調べてみたら、以下のような情報が出て来ました。米国神経学会の報告だそうです（↓）

   ※抜粋
   　冷笑的な不信感のレベルが高い人は、皮肉のレベルが低い人よりも認知症を発症する可能性が3倍高かった。シニシズムのレベルが高い164人のうち、14人が認知症を発症したのに対し、シニシズムのレベルが低い212人のうち9人が認知症を発症しました。
   https://www.sciencedaily.com/releases/2014/05/140528163739.htm

   ……「可能性が３倍高い」と言っても、１４人と９人ですから、大騒ぎする必要があるのかな、とも思いますが。でも確かに、家族・友人・ご近所付き合いといった、何らかの共同体との繋がりが希薄な人って、晩年に認知症を発症するリスクが高い、とは言われるんですよね。
   ご本人の主義・主張は関係ナシに、環境要因で似たような状況に陥ってしまった高齢者を考えれば解りやすいかと。年をとって子供と同居するために慣れ親しんだ土地から離れたため、認知症の発症リスクが上がった、とか？

   ちょっと周囲を小バカにしたような冷笑的態度をとることがある、くらいなら大した影響はないと思います（周囲が大目に見てくれるという前提の上で）。ただ、それが過度になると、健康面でも良くないみたいですね。

   倉山先生のメルマガを拝読して、ハッとしたんですよ。ひろゆき氏の「冷笑的言論」によって、明るみになる事実もあるし、何より知名度の高い人ですから。それが社会にとってプラスに働いている面があるのは確かだと思います。でも私は、ひろゆき氏に対して好感を持てなくて。
   なんでかな～と、自分でも不思議に思っていたところ、謎が解けました。「共同体意識の希薄さ」だったんです。徹底した個人主義と言いますか（家族のことぐらいは考えるでしょうが）。

   人間は集団による活動を志向し、それによって進化した生命体ですけれど。それを自ら放棄している部分があるんですよね。だから私はその言動に、未来を見い出せません。心惹かれるものがないんです。
   ただ現実に、ひろゆき氏は成功者ですし。彼にとっての正解と、私にとっての正解は違うでしょうから。逆に、トリックスター的な活躍をする人物も、社会に必要だろうとは思います。
   ※それが社会の多勢になるのは問題ですが。

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2. 引っ掻き回し要員としては面白いですが、
   小学生〜20代への影響度が高いので、
   冷笑的言論カッコイイ、冷笑的言論イコールリアリズムみたいな感覚で育った世代が社会の中心になる時が怖いですね…

   倉山先生の近衛文麿動画を視聴したばかりでこの記事読んだので、
   エリート層に量産されたら弊害が凄そう…

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   1. 文麿は虚無主義ですけどね。

      ひろゆき氏が若年層に人気が高いのは事実ですが。それがそのまま、３０～４０～５０代と年を重ねていくかと考えると、如何でしょう？
      実際、社会に出てから、ひろゆき氏と似たような言動をしたとします。上司から叱られますよ。常時、人を小バカにしたような態度を取っていれば、相応の洗礼を受け、脱落者となるでしょう。
      だから、晩年は孤独になるんです（笑）

      既存の枠組みに縛られず、大金を稼げるひろゆき氏だからこそ、貫けるスタイルと言えます。それを周囲に呑ませるだけの、実力が必要なんですね。

      今現在、保守系の思想を持って活動している人でも、若い時は、左翼的な思想に傾倒している場合が多いのと一緒です。言ってしまえば、青春の一頁。ファッションみたいなものですね。

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