権力と先例 第14話 最初に「天皇」を名乗ったのは誰か(倉山塾メルマガより)

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題名:「皇室のキソ~皇室を守る五つの大原則~」
日時:7月9日(日)14時30分~16時30分
場所:大阪府大阪市淀川区宮原4-1-4 6階
料金:一般3000円 学生1000円
お申し込みはこちらから。
https://kurayamajuku-kansai20230709.peatix.com/
※塾生でなくても参加できます。
※※セミナー後、会場付近で懇親会(塾長も参加)も開催されます。

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司馬遼太郎の傑作小説に
『最後の将軍 徳川慶喜』がある。
どれくらい傑作かと言うと、
極めて高名な日本近代史専攻の歴史学者が
内容を信じているくらい。

司馬の描く慶喜は時代を見通せる人で、
明治政府に無理な抵抗をせずに
日本を近代化に導いた。
結果、自ら幕府を潰し、武家の世を終わらせた。

後世、「司馬遼太郎二世」みたいな作家が
茂木敏充さんを
「最後の総裁」とか描くかもしれない。
まだ総裁になってないけど、
自民党幹事長は
将軍後見職とか禁裏守衛総督みたいなもの?

茂木さんのやってること、
自民党を潰そうとしているとしか思えん・・・。
大阪での派利派略にしか見えない行動も
時代を見通した茂木さんの
慶喜張りの深謀遠慮かもしれない。
単なるエゴイストにしか見えない慶喜の行動も
すべて日本の為だった・・・。

さて政治が夏休みの内に連載。

この連載の一つの軸は、
「古代にも先例がある」です。
もともと天皇は神様の子孫で
何をやってもいい存在だけど、
先例を積み重ねて歴史となっていくうちに
何をやってもいい訳ではない存在になる。
こうした権力と先例のせめぎあいの中で、
掟が作られていく。

それが分かっていると、
「古代は何をやってもよかった」
「日本最初の女帝は推古天皇だ」
「史実で天皇を名乗った最初の天皇だ」
などが、
いかにセンスがない議論かわかりましょう。

何の為に神話がある?

神話を
全部そのまま史実と信じるのも誤りなら、
全部そのまま否定するのも誤り。

神話も実証史学の対象。
しかし、神話と科学の
つまみ食いでも困るから難しい。

じゃあ、お前は
「歴史上、本当に天皇を名乗った最初は誰と思っている」
と聞かれたら、
極めて実証的に答えられる。

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続きは倉山塾メルマガで。18時配信
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