私の黒歴史。
「諸葛孔明のような人物になりたい」とか口走っていたらしい。。。
記憶にないが、20代でもまだ言っていたらしい。。。
まあ、「〜演義」の方の、妖怪変化ならなってみたいものですが。みんなが想像する孔明は、モンゴルに対抗する「明・ナショナリズム」が産み出した架空の人物ですね。
現実の孔明は、内でも外でもチョコチョコとネゴやって、、、が本業でしたからねえ。
劉備、肝心な時に限って言うこと聞かないし。www
確かにあの交渉力と統率力は欲しいかも。
あとイメージ戦略の上手さ。
「孔明さんは私利私欲のない公平な人だ」と思わせる能力は凄い。
実際に公平かどうかが問題なのではなくて、公平だと思われることが大事ですから。
結構、地道な性格です。
いかんせん率いていたのが、泣きたくなるような小国の蜀。
何が小国って、人材難。
本当に自分の寿命を計算していたかどうかはともかく、
「自分が生きているうちに何とかしなきゃ、魏や呉に何されるかわからん」
という焦りだけはすべての行動に現れています。
(この辺り、泣きたくなる)
対して、ライバルの大国・魏の司馬仲達は何も焦る必要がない。
むしろ蜀を滅ぼして「走狗煮らる」だと困るので、勝てなくても負けなければ良い。
ひたすら孔明の寿命が尽きるのを待てばよい。
そんな相手に「決戦」を挑まねばならないのだから、孔明の方が不利に決まっている訳です。
一回遠征するだけで、国力が傾くし。常に時間制限のハンディキャップを背負って戦っているわけです。
それでも自分の死後三十年近く破綻させなかった孔明の内政能力、やはり化け物か。
私が焦る理由の一つが、「今この瞬間に戦わねば間に合わない」という危機感です。
「何をそんなに焦っているの?」が最近の私に対する禁句だったりします。
我が国の近隣。
アメリカ・・・明らかに衰退期。
ロシア・・・もっと衰退期。というか一回、国が滅んだとこ。
中国・・・実は火の車。日銀を通じて日本人の富を巻き上げて、自転車操業。
合理的な議論を積み重ねれば、今の日本が生き残れる可能性なんて、蜀が生き残れる可能性より怪しいのですよね。
今は建国以来の危機です。
でも幕末も建国以来の危機でした。
ではなぜ救国が出来たどころか、大日本帝国にまでなれたのか。
次回は、「大久保利通が考えたこと」をやろうと思います。