普天間基地代替施設移設問題という行政問題で日米安保条約そのものが廃止されるのではないかという戦後最大の政治問題になりかねない。
そもそも沖縄とはどういう土地でしょうか。
欧米人の指導者層は
「世界は、海洋覇権国家に対して、大陸国家が挑戦する歴史である」
という価値観を信じている。
実は中国共産党幹部も最近は全員信じている。
というのは、太平洋を自らの海とすれば、中国は世界の支配者になれると考えているのである。
ここで皆さんはお手元に世界地図を用意してください。
東アジアと太平洋の巨大な地図でも良いです。
逆さにしてください。
旧ソ連や今の中国が海に出ようとした時に、非常に邪魔をしている国がありますね。
存在そのものが邪魔で邪魔で仕方がない国がありますね。
その答えの前に沖縄とはどういう土地でしょうか。
なぜ米国は沖縄に居座るのでしょうか。
海洋国家である米国にとって、
「アリューシャン〜日本列島〜台湾〜フィリピン〜インドネシア〜オーストラア」の縦の線の内側に大陸国家を封じ込めると言うのは、自らの覇権を維持する絶対条件です。
この線のど真ん中が日本であり、特に沖縄です。
これは地球儀の方がわかりやすいかもしれません。
米国本土〜ハワイ・・・と中東まで繋ぐ航路の中間地点に沖縄があります。
つまり、先のこの横の線と縦の線の十字路に沖縄があります。
米国は自らの覇権を守るために沖縄にいるのであって、日本にいるのはその交換条件です。
米国が沖縄から完全撤退する時は日本を見捨てる以上に、世界の覇権を諦める時です。
沖縄とはそういう土地です。
そして大陸国家が太平洋に出ようとした時に存在そのものが邪魔をしている国。
日本です。
日本が、「平和を」「基地のない沖縄を」などと言って米軍を追い出してくれれば、これほど楽なことはありません。
ではどうしても沖縄の普天間から米軍基地を移設させたいなら代替場所を示しましょう。
竹島!