小泉対小沢?

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 今週の『週刊ポスト』、裏づけがきちんと取れているならなかなかの記事。
 要は今回の小沢騒動、「小泉路線を否定する小沢に対して、小泉派官僚の抵抗」ということ。今や小沢に対抗できるのは小泉しかいない、みたいな願望があるのはわかるが、チルドレンとか変なものがいっぱいくっついてくるので、もう無理でしょう。むしろ指南役でしょうね。

 ただ同記事、「羽毛田宮内庁長官が小泉によってその権力を確保した」は滑りすぎか。
 羽毛田長官たち女系推進派は「小泉を騙し、洗脳し、操った」くらいにしか思っていないはず。羽毛田長官個人がそう思っているかどうかは知らないが、中枢はそう思っているはず。

 ここで問題提起。日本を保守したい人は何をすべきかです。

 日本国が米中代理戦争の舞台である、という前提は共有してください。その上で、親米派の優位が決定的だった最後の時が小泉政権。今でこそ復活しているムネムネ様など、刑務所に叩き落とされているほど。では親中派にとって最悪の状況で彼らは何をしたか?権力の絶頂にある小泉総理に女系天皇を推進させたのである。あと、片っ端から親米派政治家を篭絡していった。・・・(誰もその筆頭がヤマタク様とは言っていません)

 現在の客観的状況は、親米でなければ中国に乗っ取られるのである。別に私は拝米をする気はないが、反米即亡国である。精神的には自立すべきだが、軍事同盟として安保条約がなければ日本国など吹き飛んでしまう。いや、外国人参政権により、内部から浸食される可能性もある。

 「あの人とは思想的に合わない」などと言っている場合ではないのでは。大体、「これが日本人の進むべき道だ!」という思想を示した人はまだ一人もいないではないか。もちろん、警戒心は持つべきだが、排他的に「あれは駄目、これも駄目」ではどうにもなるまい。ちなみに、私は「政治家は一瞬にして切り崩されるもの」という感覚を持っているので、「真に信用できる政治家が過半数になるように努力しよう」などと考えたことはありません。

 小泉元総理の言を借りれば、「政治家とは国民に使い捨てされるもの」ではないだろうか。

 民主党、特に参議院民主党の中でそういう人を探さなければなるまい。民主単独過半数獲得により、福島の発言権が相対的に下がり、輿石・高嶋のそれが上がるのだから。(理屈ではそうなるのに、なぜか福島のおばちゃんが元気だ。何故だ・・・。わかっているけど)

 ちなみに、世の中にはこういう御仁もいるようで。
 民主・小泉議員が12分間も「小泉改革」批判 持ち時間なくなる
http://sankei.jp.msn.com/topics/politics/12070/plt12070-t.htm

 それはともかく、「亡国前夜 小泉編」、2月中は無理ですな。。。

 地方だと遅れるかもしれませんが、そろそろ『歴史通』、店頭に並んでいるはずです。引き続き、ご感想お待ちしています。