おかげさまで、新人物往来社の売り上げ第二位になりました。
かの宮部みゆきさんに次いで貢献しています。笑
大入り袋期待?というにはまだ早いですね。
会社別売り上げランク
http://books.hounavi.com/books/browsenode_10805841/
さて、大評判の竹田恒泰先生のコラムの一部が下記でも読めます。
大筋そのままに、少しリライトしての連載になります。
フジテレビ『少年タケシ』連載の「皇室の教科書」より 「魔王宮」と呼ばれた皇族
http://wwwz.fujitv.co.jp/takeshi/takeshi/column/koshitsu/koshitsu.html
日本近現代史の本を書く際に、天皇・皇族を抜きにかけるはずが無いでしょう、というのが企画会議での意見でした。当然、こういう本のこういう内容となると、日本で最もふさわしいお方は竹田先生しかいないでしょう、という話でダメモトでお願いしたところ快くお引き受けいただいた次第です。
で、最後は未来への課題という意味を込めて「皇室典範」問題でしめるということになって、
とりあげる天皇皇族の方々は九方になります。当然、四代の天皇陛下は自動的に決まるのですが。幕末明治でお二人の皇族を選ばなければならなかったのですが、お一人は有栖川宮ですぐに決まりました。もう一方は色々考えたのですが、久邇宮しかいないでしょう、という判断になりました。有栖川宮と上手く対比になるかな、くらいのつもりでしたが、出来上がった玉稿は予想外の内容で、編集部で歓喜歓呼の声が上がりました。(比喩ではありません)
物語風になっていますので、是非ご覧になってください。
もちろん、『総図解〜』の方も引き続きよろしくお願いいたします。
本日も南君のつぶやき
http://twitter.com/nantatu
5.『大正〜昭和』では政党内閣の時代に移った国内情勢と第一次世界大戦など国際情勢についてわかりやすく解説。また、日英同盟を廃止するのを目的とした4カ国条約が日本と英国の挟撃を恐れた米国の圧力によるものと指摘。
ウィルソンに関しては、日本語の本だとなぜか聖人君子のように描かれてばかりですけど、現在の人類の不幸の九割はこのひとのせいではないのでしょうか。私はウィルソンを狂人として描かないこと自体が実証主義の放棄だと思っています。ウィルソンを真人間・普通の人間として描くのは明らかに事実に反しますし。
ヒトラーのコラムと合わせてお読みいただくと、ナチズムこそウィルソン主義の最も忠実な実現だとお分かりかと思います。
ちなみに管見では、ウィルソンに一番冷笑的な日本人が吉野作造です。
日米関係や日英関係で日本の錯誤だけを取り上げる人がいますけど、英国や米国はもっと錯誤しているという点を踏まえないと訳がわからないですよね。あと、日英米の三角関係で、アングロサクソンが日本潰しの陰謀を立てていたなどというのは大嘘で、この三国の関係で最も激しく対立しているのは英米ですから。ということに気づいていた日本人が石井菊次郎くらい、という悲劇。までは書ききれませんでしたが。
あと、内政の話ですけど、浜口内閣に限らず政党内閣がいかに強かったか、がわからないと
日本近現代史は理解できません。「選挙で何も変わらない」ではなく、「総選挙ですべてを決める」は今だけでなく、昔からそうです。
『総図解 よくわかる日本の近現代史』
(新人物往来社、税込1470円)
好評発売中です。
世界大戦後の展開を考えたときに、日英同盟の消滅がかなり意図的なものが働いたと考えるのは普通だと思うのですが、今はそこまで読みとれないのでしょうかね。
ウィルソンの国際連盟提唱は議会で否決されることをも念頭に置いた、狡猾な外交手腕だと思いましたがこれは勘ぐりすぎですかね。