重版御礼(4)―地政学的状況

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 昨日の記事の反響は大きく、来年の統一地方選挙に出たいという方々から

「あらゆる外国人参政権に反対します!いかなる抜け道も認めません!」という声をいただきました。わが町に最低一人、信念のある議員がいるのは心強いことでしょう。

 来年の統一地方選挙、史上最も重要な統一地方選挙です。

 いよいよ明日になりました。

政治を近くする会

文京シビックセンター5階会議室D

18時30分〜21時

です。詳しくは「最新情報」を。・・・ほとんど見る人がいないとの噂。。。

 世間では、菅・白川会談が電話で15分で単なる無駄話で終わったり、軽井沢のバーベキューには45分じゃなくてちゃんと最初から最後までいないといけないでしょうという大物プレイのおじさんがいたり、総理がサイン本を配る会というのがあって、テレビで我らが宮崎岳志先生がインタビューに答えていたり、テレビタックルで松原仁先生が音頭を取って白川法王&日銀貴族叩きをやっていたり、と世間では色々とあるみたいですが、暑さに負けず仕事三昧の倉山です。

 本日も南君のつぶやき
http://twitter.com/nantatu

4.『日清日露戦争』では冒頭で朝鮮半島が敵対的な大陸勢力の手に落ちれば、日本の安全は保障されないと核心を述べている。また、三国干渉について日本政府首脳がロシアの介入を予見し、黒幕がドイツと推察していたとする解説は秀逸。

 ドイツ話は8月2日にしたのですが、ドイツ要因を抜きに三国干渉ロシア黒幕説を語る明治外交史家、つくづくバカですな。
『遼東半島還附一件/露、仏、独三国干渉』(外交史料館所蔵1.4.1.13)とか読めば一目瞭然では?
 ちなみに、平日の昼間に六本木に行って20分待たされなくても、ネットでアジア歴史資料センターで閲覧できます。http://www.jacar.go.jp/
 レファレンスコード検索でB03041162700とか入れていただければ。
 あとキーワード検索で「遼東半島還附一件」と入れていただくのが早いかな。

「朝鮮半島が敵対的な大陸勢力の手に落ちれば、日本の安全は保障されない」
は今でもそうですよ。

 世界の政治指導者の頭の中は今でも地政学で出来上がっていますから。

 地政学とは、世界を動かす論理です。

 全編、地政学で貫いている歴史書です。

 『総図解 よくわかる日本の近現代史』

(新人物往来社、税込1470円)

好評発売中です。

「重版御礼(4)―地政学的状況」への0件のフィードバック

  1. >ムラジ様
    かのオットー・フォン・ビスマルク卿も三国干渉について
    「カイザーの大馬鹿者め!日本人の恐ろしさを知らんのか!」
    …と激怒されたそうですよ。

  2. 私もテレビタックルを見ていました。
    松原先生の雄姿には感動しました。
    ただそれよりも感動したのは最後に大竹まことが
    「白川は何をしてるんだ!」と叫んだことです。
    徐々に打倒日銀の輪は広がりつつあることは非常に喜ばしいことです。

  3. チャンネル桜で先生を知り大ファンになりました。

    よくわかる日本の近現代史、アマゾンで購入しましたよ。
    欧州在住なので、海外発送です。
    早く来ないかなぁ。楽しみです。

  4. るる様
    はじめまして。
    ありがとうございます。
    届いてお読みになられましたら、ご感想をいただければ幸いです。
    今後ともよろしくお願いいたします。

  5. そういえば昔、修学旅行前に行き先の沖縄の歴史等を勉強している時に、沖縄は「太平洋の要石」だと教えられました。
    昔はよくわかってませんでしたが、今、アメリカと地政学を通してみるとまさに納得です。朝鮮半島は差し詰め、「東アジアの要石」でしょうか。
    ドイツ要因に関しては非常に勉強になりました、世界史は大して勉強できてなかったので…。

    TVタックルでの松原仁さんのご活躍は自分も拝見していました。ちゃんと理解してたのが宮崎さんだけっぽかったのが少々残念ではありますが。
    しかし大竹まことの叫びもありましたし、国民の日銀に対する不信感が募っていけばこれ幸いだと思います。
    以前、太田総理の”日本に必要ないもの”という企画で森永教授が真っ先に「日本銀行」を言って、その理由を解説してたのは意外とわかりやすかったので、
    そういう日銀の不甲斐なさをわかりやすくさらけ出すような番組が増えたらと思う今日この頃です。

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