法務大臣よりも拉致担当大臣の後任が誰なのかが気にかかる今日この頃です。
それにしても官僚答弁を廃止したら、閣僚の失言が止まらない。
えーと、そういうことが起きないように、副大臣がいるのですが。
相変わらず、実力なんか関係なく、当選回数と情実で政務三役を割り振っているのでこうなるのです。
政務官=政治家の修行用椅子。陳情(民の声)をとりつぐ。
副大臣=最も重要な仕事は国会答弁。
大臣 =責任者。政治家と官僚の調整。
というのが英国型だと思うのですが。
つまり、日本だと今まで官僚がやってきた国会答弁くらいをこなせないと大臣に出世できないようにしてあるのですね。だから素人大臣はいません。(という建前)
さて、その昔、椎名悦三郎外務大臣が国会で大失言。
「アメリカは日本の何か?」と聞かれ、
「アメリカは日本の番犬です」
これを野党議員に突っ込まれると
「言い直します。
アメリカは日本の番犬様です」
笑って許されました。
ちなみに、「日本はアメリカの妾みたいなものだ」と発言した大臣は、馘首。佐藤内閣当時は、建前としてのナショナリズムがありました。
ついでに椎名さんは、
「欧米帝国主義諸国で、植民地にこんなことをしてやった国はひとつもない。日本帝国主義は誇るべき名誉の帝国主義だ」
とかも。
今だったら、即刻クビですね。
閣僚が「失言」でクビになる慣例は佐藤内閣でできたのですが、その佐藤内閣でもこれは無問題。
教訓。
番犬様の行動は、しっかり監視しましょう。
飼い主にふさわしい振る舞いをしないと。今次半島危機。