この二日間、国際政治が紛糾し、(鳩山前首相、また迷言)http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100925/plc1009252209033-n1.htm
政局が水面下で進展していたので、(菅首相、とっくに池田大作先生に周波)http://sankei.jp.msn.com/topics/politics/13321/plt13321-t.htm
国事奔走のため更新が更新が滞っていました、とかいうと信じれる人がいるので、怖くて冗談も言えないのが悩みの種の倉山です。
本当は、原稿執筆の嵐にもかかわらず、風邪とかひいてしまっただけです。
何とか復活しました。
それはさておき、経済界ではこんな話も。
必要なら適切に対応、円高が日本経済に与える影響を注視=日銀総裁
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/bank_of_japan/?1285482285
マヌケだ。
白川総裁辞任のうわさ、そのような事実も予定もない=日銀
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnTK044449920100924?rpc=123
船中八策に関して、「どれを一番最初にやるべきですか?」と聞かれるのですが、一番は「お札を刷る」で、二番が「キャリア官僚制の廃止」です。
とにかくダントツが「お札を刷る」で、三〜八と比べるとやはりダントツなのが「キャリア官僚制の廃止」です。
なぜ一番が「お札を刷る」なのかというと、今やらないと手遅れになるからです。
他のことは長期的視野を見据える面もあります。
それに対して、デフレ不況は現在進行形で出血しています。
しかも教育と軍事をこれでもかと蝕んでいます。
不況で若者を中心とした日本人の心はすさみ、真っ先に削られるのが防衛予算となっています。というか、「お札を刷る!」は今やらないでいつやるのか?という話ですので。
その障害は白川方明(最近はパクホンミョンとも読まれるとか)日銀総裁であり、
十月からの臨時国会では、今次外交大敗(というか露骨な売国)とともに
日銀法の改正が重要な争点になるはずですから。というか、しないと不可。
ちなみに、愛国者各位は以下の公式を胸に刻むべし。
今次外交大敗追及+日銀法改正
=仙谷おろし!
解散総選挙による民主党政権転覆とか菅内閣退陣要求を求めるのは愚かです。
前者は、自民党が民主党以上にどうしようもないのに、また政権を戻しても無意味ですから。
後者は、ならばまた総理を代えるのは恥の上塗りになるだけで利益が無いので。
ならば、今や北京に奉仕する司令塔と化している官房長官に対し、参議院で問責決議案をつきつけるのが利口です。これは通ります。政権に対する揺さぶりになります。
敵は全員攻撃して殺してしまおうとするのはチェスの発想。
菅総理が官房長官を斬るように仕向けようとするのは将棋の発想です。
不思議なことに、日本で「保守」を名乗る人はチェスの発想の人しかいないようで。しかも敵の方が強い時に上記チェスの発想をされても。。。
話を戻して、今の日銀法の何が問題かというと、総裁の身分が裁判官並みに保障されて、関東軍が涎垂らして喜ぶような独走を平気でできるのですね。ここまでの影響力を持つ存在、民主国だとアメリカの連邦最高裁判事くらいしか思い当たらんです。
しかも中央銀行が日本の景気回復の最大の障害って、昭和十年代の日本人を笑えない事態で。
ただ、ここまでの無茶苦茶な日銀総裁の立場を改正するとしたら、戦前から獅子身中の虫と化しているキャリア官僚制(※)に風穴をあけることになるので、民主党政権の内にやるべきでしょう。
明らかに思想よりも権力が好きな菅総理を取り込み、仙谷官房長官以下左翼と喧嘩させる。
どっちが死んでも、傷つけあうだけでも可。何なら両方死んでも可。
これを、王手飛車と言います。
民主党政権の内に、腐朽官僚を退治する。
これを左翼用語で、砕氷船のテーゼ、と言います。自民党以下保守勢力が本気で政権転覆を狙うならこれをやらねばなりません。
桜井よし子さんとか阿比留瑠比さんとかがしょっちゅう「保守よ、日本人よ、賢くなれ!」と呼びかけています。
ということで、具体案で答えてみました。
※個々のキャリア官僚が悪いとは言っていませんので誤解の無いように。
有能無能はキャリアノンキャリアに関係ありません。
しかし、一般の人は「キャリアだから優秀」と思い込んでいて、事情を知る人の間では「あの人はキャリアなのにノンキャリより仕事ができる!すごい!」
という発言が普通であると言う現実。
明治31年には事情があったにせよ、今や完全に有害無益な制度でしょう。
誰に聞いても、キャリア官僚制のメリット、教えてくれない。。。誰か、一つでいいからマトモなメリットを教えてほしい。