弱者面した悪魔!

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 愛国者の皆さん、こんにちは!
 竹田研究会でお世話になっている仲手川啓社長のブログで以下の紹介をされました。
 
http://ameblo.jp/upfield-blog/
 5月7日の記事です。ありがとうございます。

 今週月曜日発売の『週刊朝日』124頁はお読みになりましたか?
 この砦で何度も紹介し、学生達にほとんど課題図書の如く勧めている、

上念司『デフレと円高の何が「悪」か』(光文社、二〇一〇年)

の著者インタビュー記事があります。まだの方はお早めに。

 消費税増税を今この瞬間に掲げることが何だか国家に対する責任みたいな風潮があって、なぜか通貨供給量をいじることだけ徹底無視という世の中の流れだからこそ、しつこくこの話はします。

 とにもかくにも、白川方明は討伐されるべきである!

 もちろん表題は、「あの人、温厚な学者さんみたいで可哀想」などと印象を振りまく、関東軍もここまではやらなかったであろう独走暴走集団の長、白川方明日本銀行総裁のことです。

 5月8日の藤沢さん御紹介のhttp://sankei.jp.msn.com/economy/business/100508/biz1005081802004-n1.htm
も、実は気になっていました。
 内容は、デフレ議連に「カツマ」まで味方について、選挙目当ての政治圧力にさらされて白川さんと日銀の皆さん可哀想。。。でした。
 無署名での日銀ヨイショ記事、一体どういうことだと思っておりまして。

『日経』の経済記事じゃあるまいし!

 なぜ弱々しく見える白川総裁に一切の同情をしたくないかというと、

大学生内定率約3割低下、自殺者年間3万人

などという現状の責任者で、自分には何の責任もないと公言しているからです。

 ところでこの記事、「カツマ」はないでしょう?本紙だとちゃんと「勝間和代氏」でしたが。
 かつて小林よしのり氏のことを「ゴーマンさん」とのたまわった某議論番組の代打司会者がいましたが、それくらい失礼かと。批判も礼儀をわきまえなければ単なる批難・悪口では?

 経済政策への論評でも、

何が何でも、通貨供給量だけはいじりたくない!

だけはわかりますが。
 言いたいことはわかりました。なぜ?
 国債の価値が下がるから?
 そんなに財政破綻が恐いなら、それは良いことでは?
 あげくに消費税増税に言及。。。みんなの党以外各党、公約に。。。
 そんなのバブル期みたいな時にやらないと駄目でしょう?
 で、言い出したことが「産業政策」?
 経済学ではほとんど効果を否定されている?

 『官僚たちの夏』か?

 要するに白川日銀総裁は、小心者の学者であって、金融のキッタハッタの世界には向かないということ?
 だったら、存在そのものが大迷惑ですね。
 インフレは良くないんだ!という固定観念から永久に抜け出せないのでしょう。

 で、『産経新聞』には田村秀男さんという記者の方がおられると聞いて、たまたまセミナーの案内をいただいたので最前列で聞いて質問までしてきました。講演の内容、すべて頷けることばかりでしたので、楽しい耳学問でした。
 セミナー連続講座でやるようです。
 木曜日の産経一面にも論説が載っていました。

 日本で一番白川日銀を叩いているであろう一人の田村さんの著述を総合すると、
 白川総裁と日銀の唯一の言い分は、「お金を刷っても、皆が使いたくなるな刺激策がなければ意味がないので、成長戦略を待っている」ということですね。

 ではさっさとお札を刷って、成長産業が出てくるのを待てば宜しいという結論になりますね。

 ちなみに池田勇人という偉大な総理大臣は、政府は障害だけ取り除いて、経済界の勝手に任せ、成長する産業を待つ、という極めて経済学の教科書に忠実なことをやりましたが。
 ついでに米国はリーマンショックで2倍に、中国は3倍に通過供給量を増やしても、バブルにこそなれ、ハイパーインフレにはなっていないということですが。
 そんなに増税をやりたければ、まずは通貨供給量を増やせば如何?

12年連続物価下落

って金融政策担当者は恥ずかしくないのだろうか?文明国の経済政策ではないですな。

 我思う。
 政府紙幣を発行するなら、裏面は白紙でよいでしょう。さっさと刷りましょう。とはいうもののどの政権ならできるかという政治問題はありますが。

 で、将来、福沢諭吉に代わる一万円札は

高橋是清!