「お世継ぎ」問題と適応障害

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 先日の番組で竹田先生が主張された大事なこと。

 皇太子妃殿下が適応障害になられた(宮内庁発表)ことの原因は、宮中祭祀が原因ではない。十年間立派におつとめなされているので、原因にはなりえない。これは科学的に説明できる。

 では原因は?発症の時期的に「お世継ぎを産め報道!」以外に考えられない。

 だから、「雅子様がお可哀想、宮中祭祀を簡略化しよう」というのは、すり替えであり、陰謀にすぎない。

 大事なことは、「お世継ぎ」の圧力を国民全体がかけないことである。このままだと秋篠若宮殿下もたった一人で二千六百年以上の歴史を背負うことになり、将来の皇后陛下は身体でもそれを受け止めねばならない訳である。

 本来の皇室は「皇族が多すぎて困る」くらいが日常だったので、今のような事態は異常なのである。もちろん、マッカーサーが作り出したのだが。

 臣民として思うに、秋篠若宮には嵯峨帝のような賢帝におなりいただきたいと願うし、英才教育をお受けになる充分な環境を整備するのが政府の責務であると思う。(嵯峨天皇の偉大さについては、長くなりすぎるので、その内。)

 嵯峨帝には親王・内親王が多かったので、嵯峨源氏は皇室の藩屏として、藤原氏の横暴から陛下をお守りできたのである。興味のある方は藤原道長と嵯峨源氏の関係をお調べください。

 しかし、一夫一婦制で嵯峨帝と同じ事を求めるのは、人としても臣民としても問題があろう。

 然るべき時に備える皇族の確保、とはこの「お世継ぎ(プレッシャー)」問題の解決でもあるのである。

「「お世継ぎ」問題と適応障害」への0件のフィードバック

  1. しつこいようで申し訳ありませんが、

    マッカーサー云々はともかく、もっと問題にすべきは戦後の「その後」じゃないですか?

    そうしたら戦後にあっても、他の宮家で男子が出生する可能性はもっとあったはずで、不遜ととらえられるかもしれないが、悠仁親王ご誕生前にも、可能性はあったのではないでしょうか。

    タラレバ言っても仕方ありませんが、三笠宮・高円宮で男子が出生されていれば、今日の問題もなかったでしょう。

    何かに対する遠慮や圧力あるいは見えない意思がそうさせているのでしょうか。

    「マッカーサーの時限爆弾」は理解できるが、あえて同意できません。

    マッカーサーの悪口は自分も飽きるほど言ってきました。
    しかし、むしろ、戦後の、それに乗せられている(乗らざるを得なかった?)
    我々自身の問題ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

  2.  「何かに対する遠慮や圧力」は私自身が証拠を持ち合わせていないので、言及できません。
     マッカーサーに対する批判ですが、皇室に関してだけは言われていないでしょう。「昭和天皇のお人柄にに傾倒して、云々」の方は散々言われてきましたが、それだけに十一宮家の臣籍降下などという藤原基経すらできなかった暴挙をやってしまった点は、日本人のほとんどが知らない以上、言い続けないとまずいでしょう。
     日本人も反省すべきはもちろんです。その点で、対連合国講和条約発効時の吉田茂総理の怠惰を指摘している訳です。
    以上でよろしいでしょうか。

     あと、大陸浪人さんのこれまでの活動を教えていただければ幸いです。

  3. 倉山先生の言っていること分かりますよ。
    調べると、確かに、このままでいけば皇族はなくなるわけですね。
    で、皇族がなくなるようにしたのがマッカーサーなわけですよね。
    だから、皇族を復帰させよう、皇族確保なわけです。

    大陸浪人様の言わんとしていることも分かります。
    マッカーサーに従わざるはおえなかった。
    だけれど、時は長く過ぎたにもかかわらず、それを放置してきた
    我々にも問題があるということですよね。

    それは私も同感です。

    だけれど、ピンチはチャンスというように、今、このような
    問題が出て良かったと思います。
    私も気付かなかったことであり、ここでそれが解消されるならば
    良いことです。
    一番怖いのは、知らない内に天皇が消えていた、ということだと
    思いますので。

    しかし、世継問題で一番圧力をかけたのはマスコミだと思うのですが。
    愛子様が御生まれになった後、確かに、妙なプレッシャーがありまし
    た。

    後、不謹慎なのですが・・・
    今後このような問題を起こさないためには。
    一夫一妻制ですから、各宮家で必ず一人男の子が生まれるよう、産み分け
    するしかないですよね。

    あまりに自然行為ではないので・・・
    良くないとは思いますけれど・・・

    竹田先生の本の中で、女性天皇がいたって書いてあった気がしますよ。
    思いだしました。
    調べてみます。

    疑問に思ったのですが、何故皇族の皆さんは必ずといっていいほど
    学習院に行くのでしょうね。
    大学はどこに入っても良いような気がするのですけれど。

    秋になってきました。少々寂しくなり、切なくなる季節ですが、
    寝冷えして風邪等ひかぬよう・・・
    腹巻きして寝て下さい♪

  4. 流鬼亜さま、また横レスすると、ご気分を害されるかもしれませんが・・・。

    皇族といえども宮家の子女の場合は、近年は学習院だけで学問されるわけでもなくなりました。
    エジンバラでおいたをして帰国なさった高円宮承子女王さまにおかれましては
    帰国後は早稲田大学にご編入なさっておられます。

    なお学習院は、天皇家の私塾として始まったもので
    当初京都にあり、のちに東京に移っております。
    このため戦前までは文部省管轄でなく宮内庁の管轄であり、皇族・華族のための学校でした。
    その名残のためだと思われますが、
    裏事情を言えば、警備・警護がしやすく、
    その成り立ちから、ご学友の父兄からもその点の理解を得やすいという側面もあります。
    皇族の方々に受験勉強や一般受験をさせるわけにもなかなかいかないですしね・・・。
    私立学校のエスカレーターであることも考えれば、その点も説明がつくのではないでしょうか。

  5. かしわもち様、こんにちわ。
    学習院のことについてありがとうございます。
    でも、宮家の子女ですよね?
    後、当然、警備上の点は分かっています。
    学習院では、皇族の子供だけのクラスがあって
    一般とは分けてありますから。
    大学は違うようですが。
    だけれど、日本国内では東大が一番高いと思われていますので
    そこに通えないというのも・・・

    横レスで気分を害すわけではございません。
    コメントの仕方に気分を害すだけです。
    何故に上から目線なのでしょうね?(別に良いのですが)
    後、自分の師匠を悪くいわれるのも気分がいいものではありません。
    私の師匠は学問だけでなく全てにおいて聡明な御方であります。
    おちょくるのは結構ですが、言葉に慎みをもたれたらいかがですか?

    以上です。仲良くして下さいね♪

    倉山先生、こんにちわ。
    これからお仕事なので、またお仕事終わったら書き込みしますね。
    煙草がまたきれたので買いに行きます。
    私がいない時に、沢山の書き込みがあると嬉しいですね。
    色々な人の意見が見れて楽しいです。
    かしわもち様と私の仲が悪いように見えるかもしれないですけれど
    そんなことないです。
    言い合いするくらい仲は良いってことです。
    大陸浪人様のコメントも面白いです。
    もっと色々な方達のコメントが見たいのですが。

  6. 東京大学への入学は、試験の公正性を考えれば、特別扱いもできず現実的には厳しいでしょう。
    よほど優秀な家庭教師をつければ別でしょうけれども。
    しかし、社会人枠の大学院入学であれば可能であるかもしれませんが、こちらはご公務の多忙さを考えれば難しいでしょう。
    一方で、皇室の皆様は海外での学問は盛んで、皇太子殿下もオックスフォードに留学なさってました。
    寮生活も体験され、お部屋には柏原芳恵のポスターを貼っていたとのことです。
    雅子妃殿下もオックスフォードの卒業生であり、ご夫妻は世界の王族の中でも随一の高学歴といえるでしょう。
    オックスフォードに行くと日本人の卒業生として真っ先にお名前が挙がるのがご夫妻です。

    コメントの仕方が上から目線だとのことですが、あえて否定しません。
    なぜかといえば、不謹慎にも、不勉強を恥じずに公言する方には、
    それでいいと思っているからです。
    (コメント欄で、好きな食べ物やアーティストを聞くような輩にと言い換えてもいいでしょう
    8月29日付コメント欄参照のこと)

    ”竹田先生の本の中で、女性天皇がいたって書いてあった気がしますよ。”
    などと書かれた日には、読んだ人は苦笑しますよ。
    当の竹田先生などが読まれたら、どう思いますか。

    またあなたの師匠を愚弄していないことは
    9月1日付けコメント欄10番に記しましたので、
    再度ご確認されてください。
    再度記しますが
    師匠を盾にとって自己の不勉強を正当化する貴方への皮肉です。

    また、「師匠」が美人の方が好きで老婆は相手にせずとの記述(9月1日コメント欄8番)は
    「師匠」が女性に対してあたかも美醜によって対応を変えているように読み取れ
    あなたの大切な「師匠」の人格を毀損しかねません。
    実際にそうなのかもしれませんが、差し控えたほうがいいですよ。
    私には幸いにしてそのような不肖の弟子はありませんが、いたらどやしていたでしょうね。
    あなたがそこまで「師匠」を尊敬されているのであれば、
    ぜひ「師匠」の顔に泥を塗るような行為をなさらないほうがよろしいかと思います。

    最後に、再度ぼかしてあえて書いておきますが、
    『私はあなたの「師匠」にどこかでお逢いしているかもしれない』、のですよ。

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