現地治安状況と改めて「夜間外出禁止令」を

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 速報です。

 警察発表NHK報道なので、流言ではありません。

気仙沼の信金で4千万円盗難
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6004832201.html

 被災地での被害は80件とのこと。

 諸外国から驚嘆された日本の秩序も、徐々に限界が来ています。
 当たり前です。

 まだボヤ程度の内に即刻、

夜間外出禁止令

を出すべきです。
 とはいうものの、現行法令のどこをいじってもそんなものは無いので、先に書いたとおり、知事の規則制定権を行使し、その上で各市町村の首長が規則制定権を行使すべきだと思います。これが現行法では最速最適だろうと、私の法学の師匠で名前は出せませんが「一人法制局」みたいな方と相談して判断しました。

 内容を整理再掲。

●結論
 規則制定権(地方自治法10条)に基づき、実質的な夜間外出禁止令を発するべき。

●内容
 警戒区域(災害対策基本法63条及び水防法21条で想定)を現出させないために、自治体が必要と認める場合を除いては、夜間の外出に関して制約する。
 違反の場合は、刑事罰に処する。この際、厳罰云々、量刑の均等よりも、即時抑止効果に期待。後日議会にはかって、条例化すればよい。
 
●具体的には、
・女性の独り歩きは自粛。
・男でも夜間の外出は自粛。
・町内会あるいは消防団による昼夜の警戒の励行。
など、既に住民が自発的に行なっていることを公的に全県単位で制度化。

●災害対策本部が設置されている間の時限措置。
 
●以上を、宮城県で設定、各自治体の裁量で運用。

●なお、なぜ地方自治体が良いかというと、
東京の政府が物資を十分に届ければ人心は安定を取り戻すかもしれないが、
それを待つ余裕が無いと思われるから。

 ちなみに諸外国基準では、夜間外出どころか、日中の外出制限令を出していないのが奇跡です。

 現地の女性の一人歩きは、たとえ窮屈でもお控えお願いします。
 男性でも自警団で昼夜の警邏をしているような状態なので。

 民主党宮崎岳志代議士に同行して現地を視察された齊藤義弘さん(近くする会)によると、
途方も無い状況で「復興」と言っても今すぐにはどこから手をつけたらよいか、見当もつかないような状況らしいので。現地以外は経済活動の再開、現地では治安対策、政府は輸送体制の確立、菅首相は被災地以外の国民への呼びかけ、最大の課題です。

 今次事変でつくづく思ったのは、30代・40代の女性の強さ。
 私の知り合いは乳飲み子を抱えている人以外、誰も逃げなかったです。
 現地でも
「私もいっしょに自警団に参加したい」
「私が男であれば」
などという勇ましい声が。

ということで、これは個人宛に送った伝言ですが、被災地の全女性に向けて改めて。

  女性は何があっても無事に生き残るのが仕事です。
  安全な場所でできることをしてください。
  そうでないと男は危険な場所にいけません。

 既に報道で流れた以上、よからぬ輩に方法を教えたのと同じです。
 知事以下、自治体の首長の判断にかかっています。