先日、国士舘大学でご一緒させていただいている、モンゴル史の研究者の宮脇淳子先生の事務所をお訪ねさせていただきました。目的は、宮脇先生のご主人にして御師匠の岡田英弘先生への表敬訪問です。宮脇先生からいつも聞いているお話よりも全然お元気そうで安心しました。
同じく国士舘の安重千代子先生と渡邊智先生、数人の学生さんも一緒でした。学生さんたちは本棚を見て興味津々だったり、どんどん自分から質問したりと、非常に意欲的でした。最近では珍しいですね。ちなみに全員「帝国憲法講義」に来ていただいています。
一見して難しそうな「帝国憲法講義」に自分から来るくらいですから、勉強熱心さはすごいですね。私も質問攻めにされました。うれしいものです。
さて、私は中国史を勉強するときに、岡田先生の本からはじめましたので、感慨深いものがありました。中国史というと、漢人の土地制度史という応用から入るものがほとんどですが、岡田先生は皇帝を中心とした基礎的な政治史から解説してくださるので、非常にわかりやすいです。
学生さんたちから「どんな本を読めば良いですか」との質問だったので、岡田先生と宮脇先生の御本を薦めておきました。読む順番も指導しつつ。
いろいろと興味深いお話がありましたので、少しずつご紹介していきたいと思います。