メルマガで流すまでもない、単なるメモ書き
<総理大臣の政治的実績>
吉田茂=サンフランシスコ講和条約
※形式的独立を回復した。
形式は重要だが、過大評価をすべきではない。
鳩山一郎=日ソ共同宣言。
※抑留者を取り返したのを評価。
国連加盟は、なにが良いのかわからない。
石橋湛山・・・短命政権のため無し。
岸信介=安保改正
※一方的な対米従属を、少しだけ対等に近づけた。
池田勇人=高度経済成長
※今の憲法体制では絶頂期。
佐藤栄作=沖縄小笠原返還
※領土を取り返した政治家は評価されるのが国際標準。
田中~鈴木=なし。
※特に、北京政府承認などマイナスの実績では?
中曽根康弘=三公社民営化?
※今の私たちの生活にも関係がある。
でも、行政であって政治ではない。
竹下登=消費税導入?
※そもそも行政だが、政治として考えると悪は大きい。
宇野~宮沢=なし。
※教科書には自衛隊の海外派遣とかあるが、あれは行政の範疇。
細川=政治改革。
※まるで褒めるところがない中選挙区制を廃絶した。また、良くも悪くも政治を綺麗にした(セコくもしたが)。政党近代化という魂が完全に忘れ去られているが、仏を作った功績は大きい。
羽田~森=何かある?
※このあたり、害しか思い浮かばない。
小泉=拉致被害者奪還。
※世の中を変えた。9.17の以前と以後では、まるで違う。
安倍=?
※行政は色々やっているが、政治的にはどれを選ぶべきか。
福田~野田=なし。
※貶すことが少ない人が一番マシな時代。
今の安倍内閣は現在進行形なので、空白。既に上記に匹敵する実績があるという人は、ぜひレスに書き込んでほしい。
金融緩和によって経済苦による自殺者を大幅に減らした事は評価しなければいけないとは思うが、上に列挙されているような教科書に載るような所謂「政治的実績」は現状皆無に等しいですね。
白川を消して黒田をねじ込んだのは「政治」であったとは思うが、それまでが異常だっただけで当たり前の事をしたまでなのも忘れてはなりませんよね。
進行中の外交政策により後の評価が変わることになるで
しょう。言わずもがな対中共(冷)戦時代への対策、
北朝鮮への瀋陽軍区の動きなど、様々な国家再編が起こる
兆しの中、積極的平和主義に基づくセキュリティダイヤ
モンドの構築。核戦争が勃発したとしても民族生存の道を
つなぐ島嶼諸国との関係強化をどこまで深化できるか。
2012年12月 プロジェクトシンジケートにて論文掲載
2013年11月 中国の防空識別圏(ADIZ)設置宣言
2013年12月 日本版NSC設置、特定秘密保護法成立
2013年12月 靖国神社参拝へのアメリカの失望表明
2014年 4月 防衛装備移転三原則
2014年11月 日中間に領土問題が存在することを認め、
靖国神社に参拝しないという条件を飲まずに
日中首脳会談実現
2015年 6月 比大統領、安保法案に「強い尊敬の念」
「自衛隊に基地利用を認める用意ある」
2015年 6月 G7サミットにてAIIB、南シナ海問題をリード
2015年10月 中央アジア政策スピーチ
言っただけのものも…
2012年12月 日銀に対して物価目標の要求を満たさなかっ
た場合、「日銀法を改正し、雇用の責任を負わせる」
・自民党がNHKとは別の政府系国際放送局の創設検討
ちなみに拉致被害者を取り戻す交渉時、小泉首相に助言
した点は評価大。以上ど直球の一般論で申し訳ないです。
勉強がまだまだ足りない中での感想を書きます。
池田勇人がやはりベストでしょう。高度経済成長によってどれほど日本を守ったか、倉山さんなどが触れる中で理解し始めています。
更にまだこれからというところで病気退陣・病没というのは本当に残念です。
佐藤栄作、高辻法制局長官。非核三原則などで日本の防衛をガタガタにした、というのを倉山先生などから知りました。それでも領土奪還というのは功績と。「国際標準」と倉山先生の言葉で評価しているわけではない、というのが含みでしょうか。
週間モーニングで連載中の「疾風の勇人」、資料の1つであろう「小説吉田学校」を読んだことがないので相応に楽しみには読んでいますが。佐藤がカッコよく、また池田との友情も描かれる。まだ政治家初期で対立点が少なかったにしてもどうなの?なんて。
田中角栄、実績と汚点の両方が大きい人物。北京政府に関しては実績よりも汚点ではないか、と考えています。
日本改造計画、インフレ時にさらに金を使うことで悪性インフレをもたらしたかも、と思いますが。道路という基幹インフラを増強したことの功罪どうなんだろう、と考えています。
竹下、近衛文麿やヨブ・トリューニヒトに比べて何倍比なんだろう。
まだまだ足りないながら、勉強を続けていきます。