なんのための談話?

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 松原仁先生と笠浩史先生が報道で取り上げられていますが、我らが金子洋一先生のブログとツイッターがいい意味で大変なことになっています。

http://blog.guts-kaneko.com/2010/08/post_532.php
 こういうことを書くと、また党内の一部からにらまれるかもしれないが、
 こういう連中は権力から遠ざけなければならない、
 民主党のためにも、わが国のためにも。今後、党内の有志と力を合わせて活動したい。

で終わるブログです。
 砦は応援してます!

http://twitter.com/Y_kaneko
 一説によると、デフレ脱却に反対する勢力と、
 今回の日韓併合100年総理談話を推進する勢力が重なっているともいわれています。
 あくまでも、「一説によれば」ですが。では、おやすみなさい。
というつぶやきのツイッターです。

 もちろん、「一説」のひとつはこの砦でしょう。笑
 デフレ脱却反対も訳のわからない歴史談話も、日本を滅ぼすのに有効な手段ですから。
 というか仙谷長官、やりたい放題ですね。

 もはや本題の如き前置きが長くなりましたが、
 本日はこれをとりあげない訳にはいかないでしょう。

 平成二十二年八月十日内閣総理大臣談話
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/statement/201008/10danwa.html

 あまりまじめに論評する気になれない作文ですが、要するに未来永劫、謝り続けるという声明ですね。隙あらば、日本人の財産を献上するという決意がありありですね。

 それとも
「民主主義や自由、市場経済といった価値を共有する最も重要で緊密な隣国同士となっています。それは、二国間関係にとどまらず、将来の東アジア共同体の構築をも念頭に置いたこの地域の平和と安定、世界経済の成長と発展、そして、核軍縮や気候変動、貧困や平和構築といった地球規模の課題まで、幅広く地域と世界の平和と繁栄のために協力してリーダーシップを発揮するパートナーの関係です。」の部分は暗号ですか?

日本と韓国は価値観を共有している⇒共有していない中国や北朝鮮を抹殺する?
将来の東アジア共同体⇒大東亜共栄圏復活?
この地域の平和と安定、そして、核軍縮⇒ならず者国家北朝鮮の解体?
世界経済の成長と発展⇒特アの手先、白方明(パクホンミョン)の銃殺?・・・おっと一文字脱字で雰囲気が。

 知り合いの韓国人に会ったら言いましょう。
 戦争の直前には土下座してでも油断させるものでしょう。だからあんな馬鹿な談話を出したのです、と。

 ちなみに正しい歴史認識を知りたい方は、

『総図解 よくわかる日本の近現代史』


(新人物往来社、税込1470円)

好評発売中です。

「なんのための談話?」への0件のフィードバック

  1. 流石、大日本民主党参院会長の金子洋一!
    世間では輿石東(コウセキトウ)という人が「参院のドン」と言われていますが、金子先生にも大日本民主党の「参院のドン」として頑張っていただきたいです。

  2. 本当の名前は民団主権党と言う。日本人はそれを民主党と言う。

    断じて素通りさせてはいけません。きちんと抗議と支持率で仕返し致しましょう。天皇陛下(訪韓)に話が及ばないようにみんなで断固守りましょう。

  3. 案の定、中途半端な代物となり嗤いが止まりません。
    (こんなモノ誰が踏襲するのか。方明ホンミョンとか石東ソクドンとか仙石セクゴクとかそこらへん纏めて早急に駆逐して戴きたいです。)

    止らないといえば。
    砦の過去記事を読み出したら止らなくなりました。
    ブログアクセス記録が変ならば私のせいです。溺れもがきつつ。

  4. 新田様
    早く連中を追い出して(党から?国から?)、党名を変えましょう。

    藤沢様
    その通りです。是非ともこの話を10人に広めてください!

    隆満様
    >砦の過去記事を読み出したら止らなくなりました。
    ありがとうございます。
    昔の記事でおもしろいのがあればご感想お願いします。

  5. >昔の記事でおもしろいの

    ほぼすべて面白いです。倉山先生の文体も堪能。
    亡国前夜シリーズをtxtにコピペしました。
    (7)の次は(10)?あれれ
    友人どもへもメール送付しております。
    「無宗教の国立墓地というゲテモノ」の項ついてですが
    「多宗教の国立墓地というゲテモノ」には実際運営上の困難は別として
    論理的にどう反論可能か、悩んでおります。

  6. 陸満さん

    はじめまして。藤沢秀行(ふじさわしゅうこう)と申します。宜しくお願いします。一応リンク貼っておきます。
    http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=161
    http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=162#comments

    このサイト、月の初めの記事は何故か切れてしまいますので、末尾の3桁の数字を変えていけば見られるようになります。宜しくお願いします。それではまた。

  7. 隆満様
    いつも真摯な書き込みありがとうございます。
    お友達にもよろしくお伝えください。
    気軽にレスをどうぞとか。笑

    ちなみに私の親友の都議会議員はなぜか一日五回くらいこの砦を開いてしまうらしいです。(実話)

    さて、
    「多宗教の国立墓地というゲテモノ」
    ですが、これは「多宗教」の定義によると思います。
    私は二つの反論を使います。
    まず、あらゆる宗教が混在する意味での「多宗教」は「ゲテモノ」です。誰も靖国神社にオウム真理教のサティアンを作ってほしくないように。

    しかし、別の観点で。靖国攻撃派とはまったく違った意味で靖国神社は「多宗教」です。(今の救いようの無い日本国憲法体制では知りませんが)
    本来の靖国神社は戦没者慰霊という国家儀礼を司るという特権を与えられた宗教です。同時に布教の権利を剥奪された宗教です。よって、あらゆる宗教者の慰霊を国家の儀礼によって行う団体でした。官幣社と言います。
    もちろん、ここでの宗教には日本国の国法(憲法以下あらゆる法令と道徳)を遵守するあらゆる宗教が含まれます。他の宗教にとっては靖国神社は儀礼団体であり、布教で競合する宗教団体ではありませんでした。
    この形式よりも優れた「多宗教」を考え出せるなら、靖国批判派にはぜひともひねり出していただきたいものです。

    というので如何でしょうか?
    去年の八月には靖国関係の話を結構書きましたので、ご参照ください。
    たぶん、常連の藤沢さんや仙台さんが丁寧に調べ方を教えてくれると思います。笑

    しかし、今日のハマコーの記事がネタ満載で、こちらのレスのほうが真剣なエントリーのような。。。

  8. 倉山先生

    ご無沙汰しています、瀛です。先生のコメントで少々意見というか、見解をお聞きしたいことが。

    >本来の靖国神社は戦没者慰霊という国家儀礼を司るという特権を与えられた 宗教です。

    細かい話で恐縮ですが、靖国神社は宗教法人あるいはその施設であって「宗教」そのものではありません。また、「本来」が戦前を指すのならば、そもそも宗教という解釈ではないですから、宗教そのものが持つ権利義務も持っていないです。
    「国家儀礼」という言葉ですが、定義次第だと思うのですが、少なくとも靖国神社の場合は御祭神を祭る例大祭(神社主催)に天皇陛下が行幸されたのであり、国葬のような政府或いは担当行政官庁の主催ではなかったと記憶しております。この場合、「国家儀礼」といっていいものなのでしょうか。

    >同時に布教の権利を剥奪された宗教です。よって、あらゆる宗教者の慰霊を 国家の儀礼によって行う団体でした。

    戦前戦後に関わらず、靖国神社に「特権の付与」や「権利の剥奪」は(法令的には)無かったはずです。後世から結果論的に見れば、先生のおっしゃる通りなのでしょうが、正確には「戦没者慰霊という役割」が無難だと思います。

    >官幣社と言います。
     
    明治以降の「官幣社」の定義は『延喜式』より広く、(条件等は割愛)特定の祭祀のときに国(宮内省)から幣帛料が奉奠される神社を指すものです。おそらく先生は、明治に新たにできた社格である「別格官幣社」のことを言いたいのではないかと思われますが。

    最後に隆満氏の仰っていた「多宗教の国立墓地というゲテモノ」についてですが、具体的にどのようなものを想定しているのでしょうか?単なる「墓地」と「慰霊施設」と「顕彰施設」では意味合いがだいぶ異なってきますが。

    長文駄文失礼しました。

  9. * 藤沢秀行 様

    リンク有り難うございます!

    >末尾の3桁の数字を変えていけば
    了解いたしました、助かりました。忍者屋敷のようですね。

    * 倉山先生

    御親友の都議会議員様、どちら様か・・・
    都議会は知らない議員さんばかり・・・

    「多宗教の国立墓地というゲテモノ」について。

    靖国神社が旧別格官幣社、というのは
    「あらゆる宗教者の慰霊を国家の儀礼によって行う団体」「他の宗教にとっては靖国神社は儀礼団体」であったということですね。素晴らしい。
     ならば、これ以上の、
    真っ当な多宗教の戦没者慰霊は考えつきません。私には。

    検索してみると神戸市の「七生報国」湊川神社も旧別格官幣社ですね。
    (クスノキさん、と言って子供の頃によく参拝しました。)

    * 瀛様

    >具体的にどのようなものを

    私が想定したわけではなく……友人に突っこまれた質問でしたので・笑
    私は「慰霊及び顕彰施設」を想像しておりました。

  10. 瀛様
    御指摘の通り、別格官幣社のことを指します。はしょってはいけませんでしたね。ありがとうございます。

    さて靖国神社が宗教か宗教ではないかということですが。「宗教」の定義は「超越的な存在に対する論理体系」とか「レリギオ」とかでよろしいですか?
    いずれのどちらかならば、もともとは神道であるのは間違いないと思います。如何に神道が宗教らしくなくても、鳥居があって手水があって・・・と完全に神道という宗教の様式ですので。
    で、靖国はその施設にすぎないということですが、神道をかなりカトリック的ヒエラルキーにとらえていらっしゃいますね。他の神社に関してはこの際捨象しますが、私はプロテスタント的万人司祭主義に捉えています。より正確には、神道はヒエラルキー的要素も万人司祭主義的要素も兼ね備えつつ、靖国は最も万人司祭主義(実質的には一教会一宗派)的要素が一番強い、団体だと捉えています。

    典憲体制では、天皇(世俗)と天子(祭祀)は区別されません。
    よって、国家儀礼であったでよいと思います。

    >正確には「戦没者慰霊という役割」が無難
    その通りです。しかし、これはわかる人にわかる表現です。少なくとも戦前の日本には「靖国神社が戦没者異例などを行っているのは帝国憲法28条違反だ。賠償金を払え」などという主張がマトモに相手にされたとか、ましてや裁判所が味方してくれたとかは聞いたことがありませんので。
    「特権付与」「権利剥奪」はそういう分からず屋とか、学校で何も教わっていない人たちへの論理的な説明です。

    以上、他の読者の方には難解な言い回しですが、察するに宗教にお詳しい瀛様ならばこれでわかっていただけるかと。というか、瀛様のご質問が(普通の人にわかるように説明するには)難解なので、こういう要約的な回答でご容赦ください。・・・ヒエラルキーとか万人司祭主義とか天子と天皇の区別とかまともに説明しだすと大変ですので。

  11. 面倒くさいから靖国神社は皇室の所有物として陛下のみの参拝とする、というのは暴論ですかね。

    8月15日の公式参拝については諸説分かれるところですが、砦の住人の方の見解はどうなのでしょうか。私としては停戦命令の下された16日に参拝という見方をしています。あ、当然それ以降、日ソ戦争によってソ連の侵略を受けたということもあわせてですが。

  12. 倉山先生

    すみません、私が言っていたのは法解釈の上での「宗教」でした。あとは概ね先生の仰ることに同意です。

    仙台様

    春季秋季恒例祭に参集、或いは参拝するのが一番正式で無難なはずですが。八月十五日に政治家や政治団体が参拝するのは所詮政治的パフォーマンスであり自己満足であり「祭り」でしかないと思います。
    そういう意味では、安倍元総理が春季恒例祭に榊を奉献したのは妥当かつ無難なのではないかと。

  13. 瀛様
    なるほどご指摘の通りかもしれませんね。

    以前「瀛」の由来についてお聞きしたことがありましたが、神の国の代名詞として瀛州という書き方をするということを耳にしたことがあり、そこからとったのかと思いました。

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