スパイの話をすると、インテリに限ってしかめつらをする。
似非インテリだけではなく、その道の権威のような人でも「ちょっと常識で話しましょうよ」という顔をする。
敗戦後日本人だけの特有の現象?
「そういうものは知っていて言わないのがインテリですよ」ならまだ良いのだが、本気で敗戦後の日本にはスパイがいないと思っているからコワイ。
どうやって証明したのだろうか。
逆に「ウヨウヨいる」という証明はいくらでもできますが。
例えば、蓮池薫さんをさらっていったのは北朝鮮のどんな人たちですか?とか。
例えば、最近も外交官が中国のハニートラップに引っかかって自殺しましたが、とか。
民主国でも、CIAやMI6やモサドは何をするところですか、とか。
つまり、日本人には教養が足りない?
基本的な話は↓をどうぞ。特に「マタ・ハリ」のところ。
総図解 よくわかる第二次世界大戦
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ところで、↑にいつのまにかレビューがついていたけど、「陰謀論」って何?
こいつ、じゃなかった、このレビュー氏の曰く「遠略」なるものを国家指導者が抱いていたら、世界中の国が陰謀を働いていたことになりますが。
となると、まともな国家戦略を持つ国は、みんな陰謀を働いていることになる。
という意味で使っているんのだろうか。
今ひとつ、何が言いたいレビューかわからないけど。
褒めてるつもりなら、★五つにしといてよ!とイラッ。(大人気ない)
閑話休題。
スパイの定義は、「情報を取ってくる人」のことですね。
特に「非合法行為と工作活動を厭わない」というのが特徴です。
昔の日本で言えば忍者です。
下忍=下働き。情報をとってくる人。
中忍=下忍を指揮する人。
上忍=その国の上層階級に入り込む人。
「現代にスパイなんて、そんな子供が喜ぶような存在なんているはずがない」
とおっしゃるしたり顔でおっしゃる御方へ。
1945年まで、世界中でウヨウヨしていたスパイは、消えてしまったのでしょうか。
どうも、「今の日本にスパイなんかいない。誰それが外国の手先だ、なんて話をするのは不真面目だ」「日本人が外国の手先になってなんの徳があるの」とおっしゃる御方。
そんなに安心したいのかなと思う。
特定の人物をスパイだと証明するのが困難だという話と、この世にスパイがいないという話は
まったく別の次元です。
以上、某二大政党幹部や、中央銀行を筆頭とする官僚機構の話はしてませんのであしからず。