「大学では教えられない歴史講義」カテゴリーアーカイブ

拉致と日教組と民主党

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 こういう記事があった。 教員は政治力 民主、「わが世の春」待つ日教組

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090810-00000547-san-pol

 すごいとしか言いようがない。

 事実関係だけ並べると、

 静岡県知事選では公立学校教員の政治的中立を完全無視して全面支援、当選。

 輿石東民主党参議院会長曰く「政治を抜きに教育はない。教育を語るとき政治を語らなければならない」と公言。 

 民主党唯一の有力支持組織が連合。その中でも自治労と日教組が最有力。

 民主党には8人の日教組議員、輿石以下の3人が「次の内閣閣僚」。

あたりはこれまでも知っていた客観的事実だが、

 槙枝元文元日教組委員長が議長を務める「朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会」は、北朝鮮への制裁措置の中止を求める要望書を麻生首相と中曽根外相に送ったとのこと。

 槙枝と言えば、昭和50年に「スト権スト」を起こし、当時の海部俊樹官房副長官とのテレビ討論で徹底論破された人物という印象しかないのだが。同記事によると、「もっとも尊敬する人物は金日成」「平成3年に北朝鮮から親善勲章第一級を授与される」とのこと。

 平成14年9月17日に金正日自身が日本人拉致を認め謝罪した後にここまで北朝鮮擁護的行動を取れるのであるから、見上げたものである。確信的行動ですな。ではどうやって北朝鮮に拉致されたままの日本人を取り返すのだ?

 古の大英帝国は、デンマークに王妃として嫁いだCaroline Mathildeが宮廷クーデターにより、離縁され、その身体に危機が迫った時、駐在公使が曰く「彼女が離縁されたのならばデンマークの王妃ではなく、英国国民である。彼女に危害を加えるならば、コペンハーゲンに艦隊を派遣する」と。

 デンマーク王国はこの論理と覚悟にぐうの音も出なかったのである。

 戦争をしないで他国にとらわれの身になった同胞を助け出した、という先例としてあげたが、こういう例は歴史上いくらでもあるのである。日本人として研究すべきであろう。

 だが、この前のクリントン訪朝を見ても、もはや米国にすらこれをやる力がないことが怖い。