「誰も教えない時事と教養」カテゴリーアーカイブ

岡田英弘先生著作集完結記念パーティーにて

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岡田英弘先生著作集完結記念パーティーにて、スピーチをさせていただきました。以下、全文。

本日は岡田英弘先生著作集完成、大変おめでたい席に私のような若輩者が高いところから失礼いたします。
肩書は憲政史研究家、倉山塾主宰、チャンネルくらら主宰などといつもと言っておりますが、本日はただ、一人の、宮脇淳子先生の弟分としてこの場に立たせていただきます(場内拍手)。
3年前のシンポジウムではパネラーとしてしゃべらせていただいて、記念すべき最終第8巻の月報にエッセーを寄せさせていただきましたが、エッセーが1年前が締め切りで、本日ようやくでき上がったということで、あの締切は一体何だったのかなと思いつつも(場内笑)、自分が何を書いたかをさっぱり忘れ、3年前何をしゃべったかさっぱり忘れております(場内爆笑)。
なぜかと言いますと、真面目なことしかしゃべったり書いたりしていないからです。私もたまには真面目なことしかしゃべったり書いてたりしない場がありまして、それが宮脇先生に真面目にやれと言われた時だけなのですね(場内笑)。
岡田先生と宮脇先生には大変お世話になっておりまして、今回の原稿では岡田先生の著書と出会って、私がどういう学問を作ってきたか、どういう言論活動をやってきたかということを語らせていただいたんですけれども、最近、世の中で生きていくことは簡単だということなんですね。世渡り上手になるのは簡単だということに気付いたんですね。
一つ、二つとあげていきますと、

群れる

媚びる

日和る

裏切る

無かったことにする

 この5つをやれば世の中で簡単に出世できるということを発見したんですね。
ところが、岡田先生と宮脇先生はこれを一つもやらなかった!(会場拍手)
なので、本当に模範とすべきお姉さんであり、父であるかなと思っており、己の信じる言論を貫くということは、茨の道であるけれども、私は岡田先生と宮脇先生を見習って、茨の道を歩みたいと思います。
本日はおめでたい席に高いところから失礼いたしました。宮脇先生、岡田先生、大変おめでとうございます!(場内拍手)