権力と先例 第13話 皇族が多すぎて皇位継承が不安定になる時代の到来(倉山塾メルマガより)

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『参議院』 (光文社新書)

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次のゼミナールは関西支部!
題名:「皇室のキソ~皇室を守る五つの大原則~」
日時:7月9日(日)14時30分~16時30分
場所:大阪府大阪市淀川区宮原4-1-4 6階
料金:一般3000円 学生1000円
お申し込みはこちらから。
https://kurayamajuku-kansai20230709.peatix.com/
※塾生でなくても参加できます。
※※セミナー後、会場付近で懇親会(塾長も参加)も開催されます。

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アメリカ合衆国のお誕生日ですねえ。
世界中の衆人環視の下で建国された国です。
アメリカ独立宣言が1776年の今日に行われたのは
絶対確実な事実。

アメリカコンプレックス、
あるいは欧米コンプレックスを抱く日本人は
「世界中の衆人環視の下で建国された国」が
素晴らしいと思っている。

この辺は趣味としか言いようがないけど、
私なんか、
「いつできたかわからないほど古い時代からある」
方が、よほど誇らしいと思うけど。

よく、日本の天皇をローマ教皇に比されるけど、
どちらかと言えば教皇は比叡山の天台座主?
教皇も座主も世襲じゃなく実力主義だし。
たとえるなら、
キリストの子孫が一度も途切れることなく
ローマ教皇の位を継いでいるようなもの、
と言った方がいい。

さて、本日は連載。
前回は、仏教を受容した欽明天皇のお話し。
本題ではないけど、
「なぜ皇室は外来宗教の中で
仏教だけを受容したのか」
は興味がある所だと思うので、先に軽く。

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続きは倉山塾メルマガで。18時配信
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外国人君主制に?!皇室に「先例」が大事な理由 皇室史学者倉山満 月刊カレントライター佐々木大輔【チャンネルくらら】

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「権力と先例 第13話 皇族が多すぎて皇位継承が不安定になる時代の到来(倉山塾メルマガより)」への2件のフィードバック

  1. 高校時代、保守の社会科教諭に教えてもらった話ですけど(三年間、学級担任&教科担任でした)。

    仏教は、アンチカーストとして始まった宗教です。つまり、当時の身分差別に異を唱えた。

    今でこそ、輪廻転生(生まれ変わり)はファンタジーやロマンチックなストーリーとして持て囃されていますが、あれは魂の階級差別です。その階級差別を土台に構築されたのが、インドのカースト制度。

    「奴隷に生まれたのは、前世での行いが悪かったから」「今生で不幸なのは、前世での罪の報いを受けている」……と、まぁ、こんな感じで、下層民を体よく虐げるための方便ですね。

    そこに、お釈迦様がこう吠えました。「奴隷だろうが何だろうが。きちんと修行すれば人智を超えた立派な存在(≒聖人)になれる」と。自ら実践するべく、釈迦族の王子が身分を捨てて出家。出自に関係なく弟子を取り、大きなムーブメントとなりました。

    ……と、まぁ、こんな感じですけど。結局、仏教はインドから追い出されます。そして東に向かい、極東の島国・日本に辿り着きました。その日本という国ではなんと、天皇の歌からホームレスの歌まで、平等に収められた万葉集という歌集があります。身分制度は確かに存在する。でも、インドのような苛烈な差別はない。

    加えて、当時の日本では「僧侶≒学者」だったんですよね。お坊さんは博識で、難しい漢文を読める。しかも、輸入品である仏教に通じているということは、国際人でもありました。

    ①日本人の精神性に通じる教義内容。
    ②日本人の知識欲を満たしてくれる。

     ↑↑↑
    この辺りが、受け入れられた理由みたいです。

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