権力と先例 第85話 幕末から明治にかけて伏見宮家の存在感は高まった(倉山塾メルマガより)

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あえて今の時期に、しつこく言う。
私は
「皇位継承問題は
泉が野党第一党の代表の内に
やってしまわないとまずいぞ」
と言い続けた。

ところが自民党は最初の二年間サボり続けた。
言い訳は
「ウチにも女系派がいて・・・」
「与党なんだから、野党が終わってからでいい」

後者の言い訳は、
立憲の中に手を突っ込んでいたなら、許される。
しかし実際は
「どうせ立憲は女系でしょ」と
事の重大さを認識していなかっただけ。
今から
野田佳彦が力を持ってマスコミと合流したら、
皇室を守り切れる保証はどこにもなんだけどね。

立憲尊皇派が内部闘争で勝利したので
前者の言い訳は使えなくなった。
岸田内閣で数か月だけは真面目にやったけど、
時間切れ。

さて、何の役職もないのに皇位継承問題を
一人でひっかきまわした野田佳彦が
野党第一党党首になった。

私は手を打っているけど
状況が悪くなったのは確か。
お手並み拝見と高みの見物をしたいけど、
それをやったら困るのは皇室の方々。
さあ、どうやって守り抜くか・・・。

本日は連載。
「伏見宮家は今の皇室から血が遠いんだ」
って吹聴する連中が多いけど、
戦前は血の近さ遠さ関係なく、
尊敬されたのも事実。
むしろ血が遠いと言われたのは江戸時代で
明治以降は重みを増す。

理由は簡単で、

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