皇位継承問題に関し考えをまとめてみる② 法は「制定」するものなのか、「発見」するものなのか(倉山塾メルマガより)

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この日は皇室論議もします。

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昨日に引き続き、考えをまとめていく。
なぜ私は女系天皇容認論者と相容れないのか。

曰く、男系継承を続けていても皇統は続かない。
では、女系を容認したら絶対に続くのか。
実は、絶対子供が生まれる技術が無い以上、
絶対の保証はない。
この事実はさすがに否定しないだろう。

よく、男の子が生まれなかったら、
どうするのか?
と言われるが、女の子が生まれなくても同じ。

結局のところ、相対評価でしかない。
女系天皇容認論者が私を「男系固執」と批判しているのは
相対的に皇統を安定させようとの主張であるのは理解している。

今の皇室典範は男子しか皇位継承権が無いが、
女子にまで拡大したら、当然ながら皇位継承者は増える。
相対的に安定するとは言える。
しかし、相対的安定だけなら、
世襲をやめたら、もっと安定する。

相対評価を言い出すなら、
「選挙天皇制」「外国人天皇制」を認めたら、
子どもが生まれるかどうかを気にしなくていい。
それも「天皇」「皇室」と呼ぶのか。

結局のところ、
「天皇」「皇室」の何を守れば、
伝統を守ったことになるのか。

この点が、女系容認論者の言っていることで
理解できない点。

私は「愛子天皇に絶対反対」と言った覚えはないし、
むしろ
「敬宮殿下のご存在が皇統保持に極めて重要である」
以外、言ったことない。

ただし、悠仁殿下がおはす以上、
殿下への皇位継承を揺るがせにしてはならないとの立場であり、
今すぐに「愛子天皇」をやることは、
秋篠宮家から皇位継承権を取り上げる以外の
何者でもないので反対。

仮に「愛子天皇」が実現したとする。
その後どうなるのか。
分からない点が四つある。

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