信長が駄目部下に与えた七か条

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 若者に言い訳をされた場合に言い返す言葉。

「その言い訳、織田信長にもできる?」

 命が惜しい若者は必ず黙る。
 でも「織田信長って誰ですか・」とかいう時代が来たらどうしよう。。。

 さて、苛斂誅求の筆頭のように言われる織田信長さんですが、実は合理的常識人です。
 例えば、「電通鬼十則」なんか、無茶ばっかりなんですね。
http://dokugaku.info/dentuu/001dentuu.htm
「取組んだら放すな! 殺されても放すな! 目的を完遂するまでは... 」とか。

 それと比べて、信長さんは切腹をさせないのです。
 だって、それまでかけた金その他が無駄になるだけですし。
 ちなみに信長自筆の「駄目部下に与えた十九か条」というのが残っています。
 正式名称は「佐久間信盛折檻状」と言います。
http://ja.wikisource.org/wiki/%E4%BD%90%E4%B9%85%E9%96%93%E4%BF%A1%E7%9B%9B%E6%8A%98%E6%AA%BB%E7%8A%B6

 わたしだったら
「天正八年八月十二日佐久間信盛宛織田信長折檻状」
と文書名を付しますが、「折檻状」しかもノブ様みずから筆をとった文書なんて他に無いので、
単に「折檻状」で通じます。
 その中から、七か条を現代語訳で抜粋。

 一、良い働きも悪い働きもしない者には、かける言葉は無い。
 二、力で押して駄目なら、頭を使え。
 五、わからなければ聞け。
 六、姑息な言い訳はするな。
十七、負けるのは仕方がないが、卑怯な振る舞いは許さない。
十八、失敗したら命懸けで戦え。
十九、それが嫌なら出ていけ。

 随分とフォロワーシップにあふれた指導者です。