テディーの話

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 右手に棍棒を、左手にドルを持っているテディーベアが夢に出てきました。

 何の前兆でしょうか。。。

 セオドア(テディー)・ローズベルトが森でであった小熊を殺さなかった逸話からテディーベアができたとか。

 テディーというアメリカ大統領も評価が悩ましいですね。「棍棒外交」と称されて露骨に侵略された中米諸国やフィリピンにとっては迷惑この上ない存在なのは間違いないでしょう。

 アメリカ国民にとっては、それが世界の大国へとのし上げる基盤となったので、英雄には違いないのでしょうが。

 日本にとっては、日露戦争の講和仲介をしてくれた大統領として恩人です。テディーはこの功績でノーベル平和賞をとりました。喧嘩の仲裁は、喧嘩に勝つよりも難しいのです。

 その後、台頭する日本を警戒するのですが、正気の彼は「日本陸海軍に勝つには英国海軍とドイツ陸軍を同時に揃えなければならない(アメリカには無理だ)」と、協調路線を選びます。1908年の高平・ルート協定のことです。

 同時期、「大艦隊世界一周」とかいう行事をやって、日本では「白船」として歓待されました。歓迎しながら日本海軍は、大演習をやっているのですが、友好とはそういうものです。

 ちなみに10月27日は、テディーベアの日です。って、その日に書けばよかったか。とはいうものの執筆多忙に加え、ネタの大渋滞。。。