そうだったのか!国会中継

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 国会中継。自分に関係することと思ってみると、これほどスリルとサスペンスに溢れた楽しい番組はない。しかも今日はファンタジスタが数多く登場した。

 比例区で当選しながら民主党を離党して自民党入りした大江康弘議員の恨み節。対して猛然と攻撃する菅財務大臣。さらに大江議員「貴方は私みたいな弱い者には強いんだ」で、委員会中が大爆笑。

 菅財務大臣、誰には弱いのだろう?
一、鳩山首相
二、小沢幹事長
三、官僚の皆様・・・最近は答弁が安心してみていられる(棒読みが多くなった)と評判ですね。
四、自治労と日教組
五、中国共産党

 おっと、問題の出し方を間違えました。
「誰に対してだけは強いでしょう」でなければいけませんね。

 さて、「憲法15条」についての質問があり。
いきなり枝野行政刷新担当大臣が答弁に立って答えた後に、
「法令答弁担当大臣としてお答えしました」と。

 質問者の大江議員も唖然としていた。
そういうことは認証式の直後に公表していないと駄目なことでは?

 まあ、今の与党はまともに話を聞く姿勢も能力もないからほっておこう。
では12月17日の記事での提言から。
あの時は法制局長官に、法律家としての見解を聞くべきと提言したが、今回は弁護士出身でもある枝野大臣に「一法律家としての見解を聞きたい」と迫ればよい。

「本当は内閣法制局長官にお聞きしたかったのですが、政府方針で答弁させないとのことでしたので、今ようやく誰にお聞きすればよいかわかりましたので」などと嫌味たらしくはじめてよい。

「憲法三条の問題として宮内庁は国事行為ではなく公的行為であると認識しているようだが、
それは憲法解釈として正しいか」と聞いた後に、
「政府の宮中内規の無視、しかも動機は政府与党の要人が『中国は大事な国である』などと自白しているように政治利用であり、天皇の国政行為への関与を禁ずる憲法四条への違反を政府が犯したのではないか」と聞くべきである。

 これは法律家としても明らかにしておかねばならない議論である。
法律家として明らかな結論に基づいて国家経営をしてくれなければ、政府与党の横暴がまかり通り、理屈は何もいらなくなる。

 さあ、陛下の野党に期待する。