「誰も教えない時事と教養」カテゴリーアーカイブ

小池防衛大臣を弁護しておく

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この記事は悪質なので書いておく。

最初に言っておくが、私は小池知事を特に応援していない。
毛嫌いもしていないが。

都知事選に際して、「別に小池さんでもいいかな」と考えていたが、一部の俄か応援団があまりにも汚らわしかったので、鳥越氏は論外、増田氏も嫌だなと思っていたので、「その三人の誰にも入れたくない」とだけ申していた。
https://office-kurayama.co.jp/2016/07/page/10

ただ日本のこころが、過去に外国人参政権容認を主張したことがある増田氏を推薦したことから中野幹事長の事を口汚く罵る勢力があったので、それだけは苦言を呈した。
https://office-kurayama.co.jp/2016/07/page/12

chくららと特典動画で、なぜ私が小池支持を一度も言わなかったのかは収録したので、お楽しみに。
たぶん、ピー音だらけで何も読み取れないかと。笑
さて本題。
悪質なのは、この記事。

小池百合子氏が大臣時代にかけた、一秒の「ワン切り」電話の意味
http://www.mag2.com/p/news/214679

要は、小池防衛大臣が、当時「防衛省の天皇」と言われ、
守屋次官を馘首しようとし、申し訳程度に事前に携帯電話にかけたけど、ワン切りだったので守屋次官は返事をできなかった。
こういうことをする小池氏は、「姑息」だ、とするもの。

当時の守屋氏は5年も次官に居座っており、退任後に汚職で捕まるような防衛省の腐敗を象徴するような人物だった。
この点で、大臣の椅子と差し違えに守屋氏を馘首に追いこんだ小池さんのことは、私は評価すべきだと考えている。
当時も、この記事のような誹謗中傷があったが、また亡霊かとも思うが、おそらく記事を書いた人は本当にわかっていないのだろう。

最も重要な事実。

 防衛事務次官が携帯に出てくれないと、

 大臣は自衛隊を一ミリも動かせません!

法体系がそうなっている。
このことの意味お分かりか。
有事に次官が携帯に出ないと、大臣は超法規的に行動するか、
座して死を待つしかない。
つまり、「ワン切り」だったなどというのは、何の言い訳にもならない。
つながるまで、100回でも1000回でもかけ直すのは次官の義務なのだから、「ワン切りで出られなかった」などというのは、それ自体が馘首の理由になる。

おそらく記事を書いた人、この意味をまったくわかっていないと思われるが、安全保障の問題なので書いた。
小池防衛大臣、この手のバッシングでやられたが、今回もご用心。

再びくりかえすが、あの連中を明確に切らない限り、私は小池知事を応援することはない。