過小評価されているコウセキトウ

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 昨日、コトダマ的なことを書いてしもうた。。。
 コウセキトウ、じゃなかった、輿石東幹事長が出現。
 鬱、鬱、鬱。

 さて、輿石に関して、あまりにも報道がひどいので、解説。

その一 その権限。
 まず、肩書は民主党参議院会長。
 民主党参議院議員を束ねる存在です。
 しかも、この職は選挙で選ばれるので、代表(つまり総理)にも人事権がありません。
 ということは、総理のやることに拒否権があります。
 小泉内閣における青木幹雄の地位ですね。

その二 その地位。
 去年の参議院選挙で国会に戻ってきました。(千載一遇の機会だったのに。。。)
 民主党大敗で世間がはしゃぐ頃、自治労の代表である高嶋良充と組んで、あっさりと参議院会長に再選。ものの数日で70人くらい、最終的には参院民主党の満場一致で再選。
 15人くらいいた反輿石派は候補も立てられなかった。
 ということは、70人くらいは子分がいるということ。しかも横路派30人とあわせれば100人の鉄の規律の軍団を擁していることになります。
 その人たち、今回はどういう投票をしたのでしょうかねえ。

その三 票を散らす。
 五人の候補の推薦人を確認しましょう。
 旧社会党やら、北京の回し者やら、外国人参政権推進派やら、筋金入りのサヨクが必ず名を連ねています。普段民主党を攻撃する人は、なぜ気付かない?
 誰が勝っても良いようにしていた訳です。

 ついでに、横路&輿石派は、組織を持っているので、これができるのです。国会議員は、支持母体である日教組や自治労の意思に逆らえません。自由投票?何それ?

その四 小沢の子分?
 どこが?
 終了。
 わからない人は、去年の6月2日の記事を復習しましょう。逆でしょ?
「小沢の側近中の側近」という表現を使ったジャーナリスト、即バカ認定。

その五 今回、海江田に投票。
 だから?
 敵視した方が、野田が擦り寄ってくるからです。ちゃっかり票はまわしているし。
 一度、幹事長の椅子をもらえば、海江田に何の義理が?

その六 一度断る。
 野田総理の要請を、一度は断るも受諾。
 勿体つけましたね。

その七 小沢処分。
 幹事長になった瞬間、「民主的に決めましょう」と。
 いきなり含みをもたせはじめた。これのどこが側近だ?

その八 実は単純な就任理由。
 代表選挙は、
「菅・野田・前原三派連合」+鹿野
「小鳩連合・含樽床」+馬淵
「輿石&横路=旧社会党極左派」
の三大勢力で戦いました。
 輿石がマトモに小沢についたら、野田総理は無かった訳です。
 つまり論功行賞です。

 なんか、「輿石は野田と小沢の両方の顔色を窺う」とか訳のわからない観測を流す解説がありましたけど、野田が輿石の顔色を窺い、小沢が生殺与奪の権を握られる、の間違いでは?

 さあて、今後の見所。

財務省の輿石対策

 お手並み拝見。

 まさか、日教組のドンに擦り寄って、増税を通してもらうとかやらんでしょうなあ?