売れ行き絶好調!だそう
これからの時代に生き残るための経済学 (PHP新書)
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本日は、黒田東彦日銀総裁の任期最終日です。
実質的には昨日の退任会見が最後。
10年間、私ほど
黒田さんを応援した人もいないのでは?
たぶん日本で最初に、再選を支持した。
しかし黒田さん、最後の一年は、
ひどい叩かれ方でしたね。
「止まらない円安」
「物価高をなんとかしろ」
「スーパーにも行かないから庶民の気持ちが分からないだろ」
とかナントカ。
そして根強く言われ続けたのは、
「異次元の金融緩和の副作用」
私なんか、一番円安の時に『週刊SPA!』で
「円安ドンと来い!」とぶち上げて、
編集部で驚嘆された。
そもそもデフレで苦しいから、
円安で物価を引き上げなきゃいけないのに、
狙ってやったことを批判されても。
地獄のデフレがいいのか?
当時、コニタンが国会に黒田さんを呼びつけて
「円安は良いことなんですか悪いことなんでか」
とそれだけ聞いてた。
そんなこと、俺でも答えられるわ。(苦笑)
黒田さんは
「円安は基本的に良いこと。
しかし、急激なのは良くない」
と模範解答。
こんなことだけで
中央銀行総裁を国会に呼び出すのが
コニタンくおりてぃ―。
コニタンはともかく、
『日経新聞』や『東洋経済新報』をはじめとする
経済紙誌の黒田批判の惨いこと。
黒田さん、
世界標準の普通の経済学をやっていただけなのだけど、
ガラパゴス経済学が主流の日本では、
訳の分からない批判が多い。
「金融緩和のツケ」とか。
ということで、本日は
黒田さんがやった異次元の金融緩和を振り返る。
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アベノミクス前とバイデンの経済政策での教訓は
デフレ下での緊縮政策と増税はより事態を悪化させる。
インフレ時に大盤振る舞いの金融緩和は
インフレを加速せる。よく考えたら
当たり前のことだが、エコノミストとかいう
インチキぽい人達が、あれやこれや言うものだから
当たり前のことを普通に考えられなくなる。
そういう意味で失われた20年の第一の戦犯は
省益第一の財務省。第二の戦犯は分りもしないのに
あれこれ言うメディアとエコノミスト
と言うことになるかな。
黒田総裁はMMT信者にとってはケチくさい
存在だったかもしれない。しかし、消費税増税
などのタイミングを見計らった金融緩和は
絶妙だった。インフレ目標2%設定という
目安があって始めてその職人技が生かされた。
本当に御苦労様でした。安倍さんも感謝
しているはずです。
橋本内閣の時、消費税が3~5に引き上げられた。
その後に起こった出来事が何であるか
金融緩和をしなければ年間に1万人以上の人が余計に自殺する。
これを学んだ時、目から鱗であり実際そうだったと自分でも
調べて更に驚いた。
「経済政策の間違いで人が死ぬのだ」と
黒田総裁はギリギリ5%もの消費税増税を金融緩和で死者を
増やさずに済ましてくれた。
本当に感謝しています。
ありがとうございました。