近況、採点、予告

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 先週は何やかんやと一週間連続外出でした。週末は仙台で歓待されました。my日本の皆さん、ありがとうございます。

 さて、19日の採点。もちろん正解は「誤り」です。根拠は「又は命令」とか余計なものが入っているからです。法律に委任された命令の根拠は法律です。「財務省令で明日から消費税を17%にします」とかできたら、こんな騒動にはなっていません。

 で、出題意図は、「お役所仕事とは、長大な書類の中にスルリとこういう仕掛けを混入させることにある」ということです。受験では、そういうのが求められますから。こういうのができないと、「政治主導だ!」「官僚支配の打破だ!」と威張ってもむなしいだけなので。

 何でもかんでも官僚と名のつく人に喧嘩売るのは、何でもかんでも官僚と名のつく人の言いなりになるのと同じくらい愚かです。今の官僚制の問題点は、仕事をしない人やできない人が異様に保護されて特権を享受して、真面目に働いて能力もある人が報われないという制度にあることですから。叩けば良いという物ではありません。

 さて、予告。亡国前夜以来の大型企画。

誰も知らない、戦前大蔵省の歴史

 乞御期待。って、書き溜めないと。。。そんなヒマあるのか???

「近況、採点、予告」への0件のフィードバック

  1. 高橋「これ着よ!(暗殺した将校(栗林中将byどこかのドラマ< 脚色>のセリフ)。」。)ぐらいしか知らない。と思ったが、、、
    明治の日清、日露戦争で、軍部に渋々折れて、国債乱発(・・)・金本位制で、大恐慌に真っ向突入!主計局と主税局の一体化、「おいっつ!お金を集める人と使う人が同一人物でどうする< ?_!」→軍部が勝つためでなく、自らの待遇改善へ邁進、、、「が〜ん、今の日本にも似ている(が、中国共産党の方がもっと似ている>!)?」

  2. 23日は、大変素晴らしい勉強をさせていただきました。倉山先生が参加してくださったお陰で、とても中身が深まった勉強会になれたと思います。自分ももっと質問したいことがあったのですが、今度の吉野作造勉強会にお邪魔させていただき、可能でしたら伺えればと思います。次回を楽しみにしております。

  3. そういやあ以前、通達で増税した例がありましたね。あれも最高裁が「法の正しい解釈に合致したもの」というわかったようなわからんような理由で正当化していますが(最判昭和33年3月28日)。

  4. NAO様
    ナイスセンタリング、ありがとうございます。

    寺小路様
    こちらこそ突然おじゃましたのに、ありがとうございました。
    次回の吉野研究会は、ご住職のご好意で2月19日のお昼になりました。

    叔父さんの息子様
    あれ、通説では完全に違憲ですけどね。
    ちなみに今の学界は、一に田中長官、二に石田長官を目の敵にしてますね。

  5. 倉山先生、23日はお越し下さいましてありがとうございました。
    来月またお話を伺えますこと、大変楽しみにしております。

  6. おかえりなさい。
    いやったあああ!!その問題に関しては、記載ミスだけが心配です。

    なるほど…しっかりと資料をみない人間は彼らにとってよい食い物だということですね。ふふふふ…テストの裏メッセージ…しっかりと受け止めました!!

  7. >何でもかんでも官僚と名のつく人の言いなりになるのと同じくらい愚かです。
    外務省外交史料館様が編纂に関わっているから、外務省の公式見解にちがいない!現役外交官だってそう言ってるんだから!
    …てか?
    本当に公式見解かどうかは、外交史料館と山川出版社にお問い合わせください(私はすでに確認済みです)。

    …あ、いや、別にいつぞやの話の蒸し返しではありませんよ。私は外交史研究家ともあろう方々が正確な資料かロクに調べもせずに「これが公式見解だぁ!」などと妄言を吐くようなレベルの低い人達だとは思っていませんのでw

    (別に私は人を恨んだり憎んだりする趣味はないのですが、御祭神様のご神意には逆らえない…(TT))

  8. 倉山さん
    こんばんは。藤沢です。
    すみません。スレ違い失礼します。取り急ぎ、今朝の日経の社説と3面記事を紹介させて下さい。

    社説「インフレの芽を語るにはまだ早いが」
    http://www.nikkei.com/news/editorial/article/g=96958A96889DE0E0E0EAE4E3EAE2E0E4E2E3E0E2E3E38297EAE2E2E2;n=96948D819A938D96E38D8D8D8D8D

    3面記事「景気、足踏み脱却の兆し」
    http://www.nikkei.com/news/special/article/g=96958A96889DE0E0E0EAE6E2E3E2E0E4E2E3E0E2E3E39C9CEAE2E2E2;q=9694E3E3E2E3E0E2E3E3E2E7EAE7;p=9694E3E3E2E3E0E2E3E3E2E7E5EA;o=9694E3E3E2E3E0E2E3E3E2E7E5E5

    ここに来て日経の論調もまた変わってきた感じがしています。私自身は、増税シフトの一貫かと思っています。統一地方選も睨みながらの経済指標の発表がしばらく続きそうな予感がします。騙されない様に注意深く見て行く必要があると思います。

    『増税を許すな!持久戦は逆に危ない!短期決戦で菅内閣を打倒せよ!』
    それではまた。

    参考資料:上念司「デフレと円高の何が「悪」か」光文社新書
    (※折に触れて読み返していますが、章ごとの構成がすごく良く練られた感じで出来ていると、改めて思います。特に2章の物価指数の話は、上記記事とも関連する急所と思われます。)

  9. alex様
    こちらでははじめまして。
    26日の記事の次第になりました。
    よろしくお願いします。

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