日米で「核持ち込み」他の密約があったと騒いでいる。
「核持ち込み」など3密約を認定 首相、非核三原則堅持を表明
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100309/plc1003091538018-n1.htm
ちなみに赤旗。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-09-18/2009091803_01_1.html
感心するくらいよく纏めている。敵ながらあっぱれ。あくまで敵だが。まちがっても参議院選挙後に「民主党連立政権に参加」とかはしないでほしいが。
さて、密約があったからどうしたのだ?
憲法九条ではなく日米安保条約のおかげで戦後日本の安全が保たれたなど、狂信者以外誰でも知っているではないか。
米国の核の傘がなければ、今でも中国・ロシア・北朝鮮に脅され放題ではないか。
あえて言おう!非核三原則とは何か?
見ざる!言わざる!聞かざる!
ではなかったのか。
もう、狂信者の騒音を「世論」と呼ぶのはやめよう。真の国民「輿論」が沈黙するだけである。
確認する。日本は言論の自由がある国である。核武装することと核武装について議論することは別である。議論を封じることによって核武装そのものを否定するのは自由主義の国のやりかたではない。
戦争をしたくないならば、二つのことをしなければならない。
第一に戦争について真剣に議論をすることである。
第二に戦争の準備を死に物狂いですることである。
日頃、核武装せよなどと主張している人は、「よくぞ悲惨な世論状況の中で密約を守った」と
歴代政権を弁護すべきである。
ちなみに意外に思われるかもしれませんが、私は即時核武装には反対です。特に観念的な核武装論者に与することはありません。ただし、平成何年度から核武装すべしという具体的な議論には賛成する可能性がありますけど。賛否はその人の議論の中身です。
もう一つ。「非核2.5原則」など現実論でも何でもない。そんな議論をしても、ほとんど宗教教義と化している「非核三原則」の信仰者に「平和の敵」「右翼」「タカ派」「恐い」などとレッテル張りをされて終わりです。
核武装さえ主張していればそれで保守派のフリができる、そんな時代は終わりにしましょう。
あえて再び言おう!非核三原則とは何か?
見ざる!言わざる!聞かざる!
歴史を直視せよ!現実を直視せよ!
倉山先生に質問です。
質問1:細川内閣の前までは「密約」といわれたものが引き継がれたそうですが、細川内閣以降を検証していないのは意図的だと思いますか?
ちなみに細川内閣の外務大臣は、羽田孜民主党最高顧問です。羽田氏はご承知の通り、その後首相にもなっています。民主党政権での調査ですから、当然証言できるでしょうね。
ちなみにこの間の外務事務次官は小和田恒氏です。1991年自民党政権時から1994年まで務めています。
羽田氏と小和田氏は、存命ですから、ぜひ国会に呼ぶべきでしょう。
細川・羽田政権で断絶しているのであれば、1993年以降は引き継がれていないことになります。
質問2:国会決議の法的拘束力は?私の知る限り、国会決議に留めれば、法的拘束力が発生しません。あくまでも声明の一種であると考えます。非核三原則が重要だというのであれば、立法府として、法制化する、あるいは極論で言えば憲法を改正し盛り込めばよかったのにと思います。
国会決議なのに、何か間違いを犯したように思われるのは大きな誤解では。
国会で毎年通常国会で決議しているのなら、それ相当の声明としての重みはありますが、数回だけの決議に留まっているはずです。
質問3:そもそも外交は秘密の元で行うのでは。「密約」という言葉のイメージは怪しいイメージと思いますが、そもそも秘密にしないと外交ができないのではないでしょうか?
例として中央アジアで、日本人技術者が誘拐された際に、取り戻すために政府が秘密裏に交渉し、あるいはお金を渡していたとします。こういうのは密約であり秘密交渉、秘密外交です。しかしこれが基本ではないでしょうか?
国民の生命を守るための手段として、外交上の秘密・密約は常に存在するはずです。
後日検証できないように、外務省が文書を破棄したことは、とても認められませんが。だからといって、秘密交渉を不可能にするなど、もってのほかです。
まあ、岡田外交以降の民主党外交は、すべてを今後は白日の下に晒してくれるのでしょう。国会での質問でも嘘はつかないはずです。もちろん中国との密約など、ないはずですね。チャイナスクールの皆様。
「嘘も方便」という言葉は、お釈迦様が言った言葉だそうです。
この政権は、国民を守ることより、嘘をつかないことが重要だと考えるのでしょうか?
典型的な民主党の「ジミンガー」戦法ですね。
自民党が悪い、過去の政権が悪いと言い続けることで相対的に民主党に票が来るという戦術。
国会でも国会外でも民主党議員に一兵卒にまで染み付いてますね。
NHKは意図的かどうか知りませんが、国会中継をかなり制限してなかなか放送しませんが、放送している範囲内でも激しいジミンガーの連発に、かなりの有権者が鼻白んでいるのではないでしょうか。
外交に秘密機密は当たり前。
それで国益が守れる、国が守れるならそれでいいじゃないですか。
そもそも今回の件はアメリカ側では公文書公開でとっくに公開されてることで、秘密でもなんでもありません。
それを日本側で密約密約、それを暴いた民主党アッパレみたいなことやってたら、他国は日本を「密約出来ない国。密約を守らない国」と認識しますよ。
それこそ国益の毀損です。
もちろん、民主党が国益の毀損に全精力を注いでることは言うまでもありませんが。
民主党は政権についてから外交では100戦100敗状態なのに、外交で自民党を偉そうに言うなと言いたいです。
首相就任一発目が、いきなり何のコンセンサスも無しに国連で「CO2 90年比で25%削減」宣言ですからね。
結局COP15では主役にもなれず議論を引っ張れず、中国に「実現不可能な数値を出すな」と馬鹿にされ、アメリカには相手にされないどころか、クリントン長官とのオフレコ会話を鳩山首相がリークして憤慨され、鳩山首相が帰国した後になんか話が進展したり。
給油撤退してアフガンに5000億円とか、内政以上に外交無能が際立ってます
皆さんの意見に同意します。
というより、まだ歴史に昇華されていない事柄を喜々として白日の下に晒して、誰が喜ぶのでしょうか。歴史学者?現代政治学者?いいえ、純粋な振りして日本を亡国へ追い込んでいる売国奴です。
そもそも、この程度の内容を「密約」にしていた日本側の当時の事情や風潮のほうが異常で、今から考えると滑稽ですらある。
密約自体がいけないのではなく、密約にしていた事情が単なる「(当時の)野党を静かにさせる」ことだけの「国内の政治ごっこ」に過ぎなかったこと、
そこに米国側に付け入る隙を与えていること。
また(当時の)自民党が「密約」ということに酔ってた節がないか?
「密約」ということで、安全保障一生懸命やりました!のマスターベーションじゃないか?
それで、「密約」を野党に叩かれても低姿勢で「密約」の存在をかたくなに守る「美学」の自己陶酔?
結局そこまでして、「密約」の一体何を守りたかったの?
ライシャワーが当時どっかで言ってたな。「(日本の核持ち込み論議は)勧進帳。」
勧進帳オシマイ!!
密約がなぜ悪いのですかね?一説によると、佐藤内閣は、日本の核武装をチラつかることで、アメリカに核の傘を提供させたとも言われています。その代償が、東京大空襲の第一の責任者であるルメイの罪状をチャラににすることだったとか。その説が本当なら、日本は「核兵器を保有せずして、核兵器の抑止力を手に入れた」ことになり、よくぞやってくれたと拍手を送りたくなります。
国際的に見れば、どの国も国益のためなら手段を選ばない、どのようなエゲつない手段を使っても国家の安全と生存を確保すると言うのが常識です。
日本に原爆が投下されると、すぐさま核兵器開発計画を立てのが中立国であるスイスとスウェーデンであったという事実は、一体何を意味するのでしょうか?
自分は、世界で唯一核武装する権利がある国は、わが日本だと思っています(とはいえ今すぐ核武装することは反対しますが)。
非核三原則を「見ざる!言わざる!聞かざる!」と絶叫して自民党総裁のイスに座った方について、実はこれこそが極秘中の極秘とされています。
私は国際公法は専門ではないので詳しいことは分かりませんが、密約が国際法違反だという話は聞いたことがないですね。
それはともかく、これ本当に「密約」なんですかね?産経の記事では「広義の密約」と言ってますけど、これ定義をぼかすときによく使う言葉なんですよね。そういえば「広義の…」というフレーズって、どっかで聞いたような…
中央大学商学部の関係者に聞けば、何か知ってるかも知れませんけどねぇ。( ̄ー ̄)ニヤリ
>かしわもち様
回答1 存命の総理・外相にはぜひ、証人喚問にきてもらいましょう。もちろん、証人喚問で嘘を言うと偽証罪が成立します。羽田元外相・首相にはぜひとも、自ら証言をしていただきたいものです。
回答2 たぶん「憲法習律」なのでしょう。しかし、内閣法制局も東大憲法学も、「憲法習律」などと言う概念は認めていなかったはずなのですが。
回答3 戦後日本政治外交史の不思議。誰もが知っている「密約」「密談」があふれていること。それはさておき、本当に「破棄」していたなら、外務省を褒めてあげたいです。「失くした」「そもそも整理していない」「あるはずなのに、どこにあるかわからない」が日常茶飯事の役所なので。実は、外交文書(「もんじょ」と読みます。「ぶんしょ」と読んではいけません。)の整理が私の一番の専門だったりします。
>abc様
おっしゃる通りですが、今の民主党の少なからずの議員が、この状態を「100戦100勝」と認識していることが恐いような。。。
>瀛様
今回の作業チームの責任者、北岡伸一東大教授への批判でしょうか。笑
>大陸浪人様
自民党以上に保守論壇ですね。
今回の私の記事の趣旨は、「狂った世論」にこそ真正面から喧嘩を売って、「輿論」を喚起すべきだ、です。
こういうこと、政治家以上に言論人の仕事ですし。
>ウミユリ様
大筋は賛成ですが、佐藤栄作総理は「ミサイル依存症」「核兵器万能論」「通常戦力軽視」の傾向が強いので、歴史評価の際には気をつけています。
ウミユリ様の最後の二行は、わたくしも大学の授業で「それが国際常識です」と教えています。
>叔父さんの息子様
ヨシミヨシアキさんのことですか?
おっしゃる通り、こういうのは「公然の秘密」と称するのが適当でしょう。
「広義」という言葉には、砦に出入りしている方なら皆デジャブを感じたのではないかと。「広義」でしか密約を告発できないなら、そんな調査に一片の価値もない。無理くり罪(?)を創り上げようとしていて、無様です。
あと、スーパーニュースで木村太郎氏が「今さら・・・」というタイトルで論評していましたが、それが一番の正解ではないかと思います。密約だったとバレたら何か日米同盟に影響があるのか。国際政治に影響があるのか。自民党攻撃のネタになるのか。
民主党がこのネタをどう料理するのか、というかできるのか、楽しみです。
連投失礼。
>倉山先生
また調子に乗って筆が滑ったかも・・・。私がここに投稿するとロクなことにならないからなぁ。自重。
でも、調査結果を一番心待ちにしていたのは、学者よりもむしろそれをネタに自民党を攻撃したい輩だという確信は曲げない。
瀛様
二〇〇二年九月十七日は、誘拐魔・金正日が「日本人拉致」を公式に認め、謝罪し、「生存者(とされる人)」の帰国を約束した歴史的な一日です。
翌日の『読売新聞』に「戦前の日本は朝鮮人に対して強制連行などという、拉致よりももっとひどいことをしたのだ。」と投稿されたのが北岡伸一教授です。
てっきり、そのことを批判したいのかと。笑
ちなみに、北岡教授、同記事を単行本化の際に掲載しています。余程、信念をもって書かれた主張なのでしょう。爆
まあ、私には殺されても首肯できない主張ですが。
>瀛様
実は私、北岡なにがしが「広義の…」と言ってる時点でもうそこから先は全く読んでません。というか、これだけで「読む価値なし」と判断しましたので。それに比べると赤旗の記事は潔くていいですね。「ショッカー、ゲルショッカーの幹部たちは、皆それぞれに勇敢だった!」と称えたのはライダー1号・2号でしたが、私も賛同するかどうかは別にして、こういう勇敢な態度は好きです。
>倉山先生
「ばぁ〜れぇ〜たぁ〜かぁ〜!」って、何だか川内康範先生の作品みたいですが^^;
それにしても、民主党、何か勘違いしてないか?
「政権交代」とは政府の担当者が代わるだけで、「政府の交代」ではありません。その証拠に、鳩山内閣の任命認証式は、麻生内閣の助言と承認で実施されたではありませんか。
即ち、たとえ自民党政権が交わした密約であっても、今現在、その密約の当事者は民主党政権自身です。とにかく自民党に責任を押し付けて参議院選挙のための票獲得につなげたいのでしょうが、残念ながらその「密約」に対する責任と遵守義務は民主党政権にあるのです。
これが英国なら、労働党政権が「あれは保守党政権時代に交わした密約だから…」などと言いますかね?英国民なら「ふざけるな!お前らだって同じ女王陛下の下で内閣組んでるんだろうが!」と怒りだすでしょう。
そもそも政権のアラを突いて敵陣営を攻撃するなど、野党の戦法であって、「前政権の残した全責任を負う覚悟がないなら、初めから政権なんか狙うな!」とでも言っておきましょうか。
瀛様
同感です。でも今回の刃は、明らかに諸刃ですから、
もしかすると、この刃、与党の方に落ちるかもしれませんね。
どうも、民主党はそのことにまだ気が付いていないみたいですが・・・、
問題は野党もそれに気が付いていないこと。
(与党側でもある党の幹部は気が付いているようですが)
本論とは少しずれるかもしれませんが、日本政府の言う「持ち込ませず」は、明らかに間違いです。持ち込みとは輸入ということです。軍隊の使う装備で、自ら使用するのも法的には輸入です。自衛隊が米国の演習場などで射撃を行うためのミサイルなども輸出として扱われます。
持ち込みと言うには通関する必要があります。本来は保税倉庫に置かれて通関や検疫といった手続きを経るのですが、たとえば旅行者の個人の荷物とか、日米地位協定によって認められた米軍の装備などは例外として通関処置は特例として省略されます。しかしこれはあくまでも特例としての処置であって、保税地区を通過することで初めて輸入に当たることになります。
たとえば国際便から空港を出ることなく国際便に乗り継ぐ場合の荷物は、輸入として扱われませんよね。
それと同じことで、領海通過はおろか、入港中の艦船に核が搭載されていたからといってそれが「持ち込み」にあたらないことは国際的な常識です。
まして領海通過の場合、無害通航権が国際法で認められていますから、核を搭載しているから通過を認めないということは国際法違反になります。
内水については領土と同じ扱いになりますが、これも開港として認めている港には原則的にどの国の船舶も入港できますから、一方的に拒否することは、相互主義からわが国の船舶の入港を拒否されるということになります。(例としては北朝鮮船舶の入港拒否)
米国は最恵国待遇ですから、当然、国際慣習法で認められていることは許可されていると考えるべきでしょう。
つまり入港中の艦船内とか、領海を無害航行中の艦船内にあるものを「持ち込み」とはできない筈です。
日本の公権力の及ばない制約を科すような密約などありえません。かってに国内向けに誤魔化しているだけです。米国相手にはさすがに国際法違反の内容で約束できませんから、外向けと内向けで解釈が異なることになっているだけのことです。こんなものは密約などではなく、単に国民向けの誤魔化しでしかありません。