(5)の「相手と対等にやりあうな」との整合性が難しいかもしれないが、欧米ではそうなのである。
「くだらないから反論しなかった」は認めたコトになってしまうのである。
「黙っていてもいつかわかってくれる」が駄目なことは既に書いた。
例えば、「私の眼を見てください。信じてください。」「眼を見ればわかるでしょう」が通じるはずがない。瞳の色が違うのがユーラシア大陸で。。。
中国人が上手いのは、とにかく相手を「悪魔化」することである。
「侵略」だの「虐殺」だの。。。事実かどうかなどどうでもよくて、とにかく情報の大量散布はすさまじい。
まあ、「四面楚歌」の時には、戦争行為の九割以上が宣伝戦の国だからそうなるのかも知れないが。
それに「謀略」「諜報」「防諜」「工作」「教育!」をミックスしてくるという複雑怪奇な手段の数々。
今回の「やっぱり密約」騒動だが、自民党への悪魔化が上手いな、民主党。
って、国内の政争でそれをやってどうする。しかも安全保障をネタにして。
結局、宣伝戦って、基本は「レッテル貼り」なのである。
民主党の今のやり方に不満の方々へ。
羽田元外相・首相に、是非とも証人喚問にお越しいただこう。
それができないなら、
「なぜ羽田さんは来れないのか?羽田さんの在職時にはどうだったのか。あったのか。なかったのか。偽証罪が問われる場で是非とも証言して欲しい。これで米国の情報公開で羽田さんの在職時には密約がなかった、と証明されたらそれで良いではないか。それとも実は、非自民羽田政権でもあったのか。細川内閣の外相の時はどうだったのか」と対抗宣伝すれば良い。
こんな難しいことを言うのが面倒なら、
歴代総理、全員、証人喚問!
とだけ叫び続ければよいです。特に自民党。苦しい時こそ前に出よ!戦い方を忘れていなければ、積極的に攻勢に出るべきである。
まちがっても。相手の「密約があった」「国是への違反だ」という議論への言い訳に終始せず、積極的に反論すること。
ということで、(5)の「冷静に」+(6)=「冷静に相手を悪魔化」
永田町今日のホームラン、河野太郎選手今シーズン第1号アホームラン。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100310-00000055-jij-pol
自民党外交部会で、河野太郎議員の発言。
外交部会にこれまでの外務大臣経験者を呼んで、説明を求めるとのこと。
「自民党として何らかのけじめは付ける必要がある。何で自民党は(密約を公表)できなかったのかを明らかにしないといけない」と強調。
だそうである。
外交部会で、この河野議員の発言を聞いていた同僚議員も、そしてこの記事を書いた記者も
心の中で、こう突っ込んだはず。
「まず、お前の(馬鹿)親父を連れてこいや」と。
素で、自分の父親が外務大臣をかつて務めたことを忘れているとしたら
強烈な健忘症である。
でもあのお父さんは、ありもしないことを「あった」とか言い出しそうだから・・・。
平塚・茅ヶ崎・大磯の神奈川15区の有権者は、こんな議員を選んでいること十分恥じ入るように。
KYで有名な河野選手の強烈なアーチでした。
“江の傭兵”が新自由クラブを立ち上げた時に演説。
「田中角栄金権政治を打破します!」
その瞬間に野次。
「お前の親父はもっと金権だったじゃないか!」と。
血は争えないのでしょうね。
しかし、河野一郎は実行力だけはありましたからなあ。
大島幹事長は民主党が歴代首相の参考人招致を提案したことに対して
断ったようですねえ。
自民党出身者をかばうのは心情的に判らなくもないですが
断る前に、「いいアイデアだが、まず自主的に羽田を真っ先に呼べ」、
といえばいいのに。
センスなさすぎですね。
倉山さん
こんばんは。藤沢です。
今日の話、面白かったです。
日本人同士の会話や交渉の場合、相手の立場や背景を推測してそれを尊重しながら話すのが普通ですからね。そのレベルの高い人が人格者で、低い人がKYなのだと思います。
日本人の感覚だと、「何もそこまで言わなくても」というのが普通だし、もっと言えば、何も言わない人が人格者と呼ばれたりしますからね。国民性そのものを変えるのでは大変だし、問題も出てくるでしょう。単に勝つ(負けない)だけなら、別にそこまでの必要もないと思いますし。
国際社会で口の立つ人を選び育成して、そしてその人を個人の人格とは別だということで社会的に保護してあげれば良いのだと思います。これなら負担も少なくて良いと思います。
同時に、相手の怒りに惑わされない、それこそ冷静さが大切だと思います。脅しとはったりが効かないと判断した時に譲歩の姿勢を見せ始めるのも、彼らの特徴だと思います。
この点につきましては、報道のあり方が大切なのは勿論そうですけど、基本的にはやはり民度の高さ(で勝負)だと思っています。
歴史問題は今後もしばらく(ずっと)続く主戦場でしょう。負けないための知識の供給は倉山さんの役割であり、みんなが期待している事だと思います。みんなで頑張っていきましょう!。それではまた。