政治家の公約は誰に向けて発表するのか(倉山塾メルマガより)

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選挙の前の政治家の公約の軽いこと軽いこと。
政治家でなくても軽い。

その昔、私が所属した中央大学の弁論部
辞達学会では、
リーダーを幹事長と言ったのだけど、
年末に幹事長選挙を行っていた。
これが「年に一度の八王子猿芝居」と称された、
(by某先輩)
その名の通りの狂奏曲。
候補者は「選挙鍋」を有権者に振る舞い饗応、
買収・陰謀・合従連衡を繰り広げていた。

各候補者は一応、公約を発表する。
これが大真面目に練りに練って、
激論を繰り広げる。
そして当選者は何一つ実行しない。
見事なまでに。
要するに、
いかに有権者を魅了するかコンテスト。

支持者も支持者で、当選した瞬間から
「そんな公約、本当にやられたら疲れる」
とぶっ潰しにかかる。
私なんか空気を読めない真面目な若者だったので
新幹事長に本気で実行を迫るもんだから、
煙たがられた。

さて、自民党総裁選。
小泉進次郎&高市早苗の公約を読んでみた。

進次郎氏、見事な公約。
誰の票が欲しいかが一目瞭然。

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