なんか、女系天皇論を信じている奴らが哀れになってきた

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サティアンの様子。

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もはや何を言ってるのかわからない倉山満 | ゴー宣ネット道場 (gosen-dojo.com)

最後に、

どうやら倉山はただ「俺は論破したぞー」と勝ち誇れば論破したことになると、勘違いしているようです。

だそう。

お前らのサークル活動、自分で全否定じゃん。で、この文章の上の部分で延々「倉山を論破したぞ!」と騒いでいる。笑うしかない。

さて、古代史の常識を知らん奴に、モノを教えてやろう。

女帝の元明天皇から女帝の元正天皇への皇位継承は、男系継承。なぜなら、元明天皇の夫で、元正天皇の父が草壁皇子だから。

女系天皇論者が、「草壁皇子は天皇じゃないから、男系継承じゃない」と言うから、「じゃあ佳子さんが天皇になったら女系天皇なのか」と呟いた。「草壁皇子も秋篠宮も無視すんな」の意味。

そしたら、「母から娘への天皇の継承が女系継承だ」とか言い出した。それ、女系でもあるけど、草壁皇子が男系である以上、男系継承でもある。純粋な女系継承ではない。

ちなみに、一部のインチキ古代史研究者が、「父親か母親のどちらかが天皇であればいいのが双系」とか大嘘を言っているが、奈良時代までは「父親も母親も皇族でなければならない」と求められた。これが双系の本当の意味。この意味での双系が完全に崩れたのは桓武天皇以降。父親だけが天皇皇族であればよく、母親は皇族でなくてもよいことになった。こんなの古代史の常識。

ちなみに、「母から娘への天皇の継承が女系継承だ」とか、いつのまにどういう理由で女系天皇の定義が変わったんだ? 「母から息子」は違うんだ。へええええ。
その昔、名前も覚えていもいない漫画家が「天智天皇と元正天皇が女系天皇だ!」って絶叫していた気がするが。(笑) 天智天皇は母親の斉明天皇から皇位を継承したんで女系天皇だったはずだが。そして、天智天皇の父親の舒明天皇は無視。

「父親なんかどうでもいいんだ!」とか言い出したら、「佳子天皇」は女系天皇です。紀子内親王殿下は、今は皇族だけど、厳密な意味での皇女ではないので。
そういう妄想世界ではともかく、
現実には、佳子内親王殿下は由緒正しい男系女子の皇女様ですがね。

「父親が皇族でも天皇でも、無視して良いのか?」と呟いたのだが、難しすぎたかな(笑)。

ところが予想の斜め下を行く粘着。

「そんなのできないんだ!!!」とか言い出した。

こっちは「である論」で聞いているのに、「べき論」で答える。誰が「佳子天皇をやれ」って言った?

最初から、「母娘継承が女系継承でしょ」と言えば、その定義の正統性で「である論」で議論になったが、「べき論」を言ってきたので、話にならない。

ただしそれ以前に、「母から子への皇位継承がなされたら女系天皇」だって、どこのインチキ古代史家が言ってんだって? 古代史研究って、同時代の『日本書紀』から、中世の『愚管抄』『神皇正統記』、近世の新井白石に本居宣長と連綿と先行研究があるのだが、どこの誰がそんなこと言ってんだって?

俺が若い頃に読んだ北山茂夫先生とか、青木和夫先生とか、絶対にそんなこと言わないって。青木先生とか、同じフロアで授業されてたんだから、どんな話されてたか知ってんだけど。最近の著作だと、吉川真司先生とか、ゴー宣道場が言ってる古代史の話とまったく違うし。

「女系天皇」がカルト化している証拠が、理屈っぽいこと言っているけど、学問に必要な先行研究の整理をまったくしていないこと。別に自分たちの独特の主張を立てるのは構わない。しかし、先行研究の整理をしないで、好き勝手なこと言っても、それは学問ではない。

慈円、北畠、新井、本居なんて歴史上の人物だし、北山、青木、吉川なんて、しらないと古代史のモグリじゃない?

申し訳ないけど、ゴー宣道場(ついでに漫画のゴー宣も)って、「先行研究の整理」がなされた部分がまるでみたことなくて、好き勝手に理屈をこねくり回しているだけ。

悔しかったら、先行研究の整理をしたうえで、「である論」で女系天皇の正統性を証明てみなって。君らのやってることは単なる「べき論」にすぎない。

あまりにも学問、というか知的レベルの貧困さに同情したくなってきた。

頼む。「べき論」と「である論」の区別をしてくれ。先行研究の整理をしてからモノを言ってくれ。日本語の会話をしてくれ。

大事な事なんでもう一度言う。

先行研究の整理、したことある?