安倍内閣の投了図を解説する~呆守が正義の輿論に敗れる

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今国会での検察庁法改正を、安倍政権があきらめる。実に往生際が悪かった。

今朝の読売がスクープで打つと、他のメディアは軒並み追随。ところがNHKだけは朝のニュースどころか昼のニュースでも「強行採決」と言い張る。

これなんでかと言うと、NHKは安倍首相と強いパイプを持つ岩田明子記者がいるので、そこで確認をとったからだろう。つまり、安倍首相本人は最後までやる気だったということ。そして四面楚歌の中で敗れた。メディアでは、岩田明子の敗北となる。

こうなると、海部俊樹くらいのプライドを持つ総理大臣なら総辞職をするものだが、安倍さんはどうしても権力の座にしがみつかねばならない理由があるらしい。それが何か知らないが、コロナ対策そっちのけで検察庁法にのめりこんでたら、「汚職隠しの為に検察に介入してんじゃないの?」と疑われて当然。

検察にも言いたいことは山のようにあるけど、安倍内閣の検察への介入は明らかに正義に反するし、政策の優先順位としても間違っている。だいたい、正義があったら、国会答弁があんなに崩壊していない。

ほとんどの日本人が安倍内閣の不正義に対し怒り、普段は声を上げないような芸能人や文化人たちも声を上げた。
輿論の勝利である。

ところが、これに対し、居丈高な説教を垂れ、あまつさえ政権御用ジャーナリストしてデマを垂れ流した人間たちがいる。
特に罪深いのは三人。

一人め。櫻井よしこ。
自身のネット番組に安倍首相を呼び
「黒川さんに二人きりで会ったことがない」などと言わせ、総理大臣の主張を垂れ流すが、一晩で嘘がバレる。
『週刊新潮』の連載でも、一方的な安倍擁護の主張。

二人め。加藤清隆。
検察庁法に反対する有名人に片っ端からツイッターで絡み、上から目線の説教。
首相があきらめると「こんなのは大した問題じゃない」と言い出す。
では、その大した問題じゃないで人格攻撃をした相手に、土下座行脚でもするのだろうな?
言っておくが、保守業界で流行る「謝罪プレー」ではなく、屈辱を伴う謝罪でなければ意味が無い。

三人め。須田慎一郎。
相変わらず「朝日新聞の陰謀だ」などと訳の分からないことを叫んでいる。
あげくに、検察庁法の改正案を通さないと憲法違反だ!などと言い出す。
じゃあ、今は違憲の法体系なのか?(苦笑)
この人間の言うことを信じるものなど保守業界にしかいないが、オレオレ詐欺の被害者が社会の超少数者だからと、加害者が免罪される訳ではない。

この三人、廃業する勇気も無かろう。
こいつらが何をしたか、読者視聴者が覚えておけばよい。