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護憲派も改憲派も、頭の中が宮澤憲法学の劣化コピーのアシベ憲法学だから困るんだよなあ。
以下解説文。
日本国憲法は、マッカーサーの押し付けであるが、それを実体化したのは宮澤俊義である。
彼は、占領軍の国際法違反の憲法改正を「革命」として捉え、日本国憲法の人権規定を錦の御旗として、戦後の民主主義の理論的支柱となった。
この男を研究することで、今も日本を支配するエリートたちの理論を解明することができる。
宮澤が支配した東京大学法学部は、今も日本の官僚エリートを輩出する総本山だが、その頭の中も宮澤の規定した三大説の枠の中にある。
それは、1に憲法は人権カタログであり、2に憲法は八月革命の産物であり、3に天皇は時の政府のロボットである、という考え方である。
自民党、産経新聞、日本のこころの改憲案が人権を伸長するだけのものであるところからも、我々は未だ宮澤の呪縛から逃れ得ていない。
この宮澤を調べることにより、どういう人間が時局の中で出世したのか、それを育てた東大法学部がどのようなヒエラルキーを持っていたか、戦前から戦後を生きた宮澤を通して解明する。
『財務省の近現代史』で戦前から戦後を通しての財務省を見事に解き明かした倉山満が戦後民主主義の支柱となった宮澤俊義を解体して、この国のエリートの心の中を抉り出す満を侍して贈る戦後日本解体の書!