中華思想炸裂国家の逆ギレに対し、自民党が「民主党軟弱外交」を追及するくらいしてほしいものである。
ちなみに、野党時代の民主党関係者には「自民党軟弱外交排撃」を唱えていました。
てなことを思っていたら、我らが金子洋一先生が
尖閣沖衝突の船長拘置延長で中華人民共和国が閣僚級の交流を暫定的に停止するということだが、前原新外相の決意が問われている。官邸内や外務省内の親中派に引きずられない判断が必要だ。
とか、
他省庁の商業利益優先派にも引っ張られないように願います。
とツイッターでつぶやいておられます。
http://twitter.com/Y_kaneko
つくづくこの人、日本で一番愛国者の議員だと思います。
本来はごくごく普通のことを言っているだけなのですが、今の体制では勇気ある発言でしょう。他の議員も他党も、外交問題では挙国一致でがんばってほしいです。
それはそうと、自民党ほとんど唯一の希望の星の小泉進次郎が遊説局長就任を固辞。
理由も「まだ一年生だから」とか意味不明。あやしい。ついでにお父さんも。
てなことを考えていたら、前回の練習問題として第一次小泉内閣で遊んでみたくなりました。
まず、当時の閣僚と党三役の配分は?
森派3、橋本派2、堀内派1+総務会長、江藤・亀井派1、山崎派1+幹事長、高村派1、麻生派0+政調会長、加藤派1、無派閥2、民間3、公明党1、保守党1
では、派閥の看板を本物に書き換え、「総理の裁量」を考慮し、閣僚の序列で並べなおしてみましょう。
小泉派:財務大臣 沖縄担当大臣
官房長官
無派閥:外務大臣 行政改革担当大臣
民間人: 経済財政担当大臣、文科大臣、環境大臣
青木派: 総務大臣 国家公安委員長
堀内派:総務会長
亀井派:経産大臣
山崎派:幹事長 農水大臣
高村派: 法務大臣
麻生派:政調会長
加藤派: 防衛庁長官
公明党: 厚労大臣
保守党: 国交大臣
ということで、
小泉8(3+0+5)
青木2(0+1+1)
堀内1(1+0+0)
亀井1(1+0+0)
山崎2(1+1+0)
高村1(0+0+1)
麻生1(1+0+0)
加藤1(0+0+1)
です。
派閥の看板に即して解説しましょう。
森派は、小泉派そのものです。「俺たちの大将が勝ったぞ」とか言ってたくらいで。森さんと言う方の本質は「後見人気取りの番頭」ですね。
財務大臣は塩爺、官房長官は福田さんです。
外務大臣の田中真紀子は、総理枠ではあるが、あらゆる枠からはみ出していたので。。。
他に民間人、無派閥と小泉総理に忠誠を誓っている人ばかり。行政改革大臣は、石原のぶてる今や幹事長(総裁&三役全員、麻生さんに総裁選挙で負けた人)。
脱派閥こそが最も巧妙な派閥政治ですな。
橋本派?何ですかそれは?小泉さんの目の黒いうちは野中広務氏に近いと思われると入閣できませんでした。ちなみに青木幹雄さんはこの時は参議院幹事長として、参議院議員の閣僚推薦を一手に引き受けていました。総務大臣は今や立ち上がれ日本の片山さん、公安委員長は長野県知事の村井さんです。
堀内派は、派内に古賀誠という危険分子がいたので、むしろ小泉総理が領袖の堀内氏を通じて押さえ込もうとしました。堀内光雄会長自ら総務会長に。
江藤亀井派は、実質亀井派です。単に亀井さんが先輩に気配りをかかさない人だったからこういう名称でした。ちなみに入閣した平沼赳夫さんはほとんど一本釣りです。
あとは、看板には拘らなくてよいですか。
しかしそれにしても、もはや懐かしい小泉内閣。