なぜ女性は天皇になれないのか。なれるよ♪(倉山塾メルマガより)

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皇位継承問題。
政界で、ようやく議論に。
「女性宮家を創設せよ」は良いけど、
「配偶者を皇族にしろ」って、
結論が出ている蒸し返しをしている。
相手が皇族以外なら
准皇族以外にない。
准皇族については、5月4日の投稿を参照。

しかしマスコミの煽りは、もっと低レベル。
「なぜ女性は天皇になれないのか?」
「女系天皇を認めろ!」

この二つを並べる時点で
分かってないの丸わかり。

結論だけなら
「なれます」
「イヤじゃ」
で終わり。

とは言うものの、国会議員の先生、
特に与野党協議に加わるような方には
この二つに完璧に答えていただかねばならない。

ということで模範解答。
今回は「解答」であって、
いつものように「回答」ではない。

根本原則に関わることなので、後者から。
「女系天皇を認めろ!」
それ、
「パンピーを天皇にしろ」
って言ってんのと同じなんだけど。

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「なぜ女性は天皇になれないのか。なれるよ♪(倉山塾メルマガより)」への4件のフィードバック

  1. コメントが反映されていないためもう一度送ります。

    初めてコメントをさせていただきます。
    キケロと申します。

    いよいよ皇位の安定継承に向けて与野党協議が始まりました。
    その協議の中で、次代に繋がる皇位継承が実現することを期待しています。

    皇室史学者として様々な皇室に関する著作も出されている倉山満先生に1つ質問があります。
    ご多忙な中ではありますが、もしお答えいただけるようであればお願いしたいです。

    またこれから述べることは、皇室に対して不敬であることを承知の上での質問となります。

    質問内容は、「愛子内親王殿下と旧宮家系男系子孫との間に皇子が誕生し、その皇子が天皇となる場合の「正統(しょうとう)」はどうなるのか」ということです。

    前提として、現在の皇位継承順位は、秋篠宮皇嗣殿下から悠仁親王殿下への継承となっており、ここにおいて秋篠宮皇統が「正統」になることが確定しています。そしてその継承を揺るがせにしないというのも、政府また各政党のほとんどの人達が望むところにもなっています。

    ここからが仮説です。

    現天皇の皇女である愛子内親王殿下が、旧宮家系男系子孫を現皇族の誰かの養子になって婚姻した場合において、その二人の間に皇子がお生まれになったとします。
    一方で秋篠宮皇嗣殿下が天皇となり、悠仁親王殿下が皇太子となっている場合において、一般人女性と婚姻されたものの、皇子が誕生せずに皇女のみがお生まれになったときです。

    その後も悠仁親王と一般人女性との間に皇子がお生まれにならないと仮定したときに、次の天皇の候補が愛子内親王殿下と旧宮家系男系子孫との間にお生まれになった皇子しかいません。
    そして旧宮家系男系子孫との間の皇子に皇位継承資格を持たせていた場合、おそらくその皇子が皇位継承することになると思います。

    そこでその皇子が天皇になる場合、「正統」はどうなるのかということです。

    もしその皇子が天皇になる場合、秋篠宮皇統はおろか、後花園天皇以降の皇統から世襲親王家伏見宮系統に「正統」が移るのではないかと思っています。

    またなぜ伏見宮系統に「正統」が移るのかといえば、「正統」は女系ではなく男系で判断するためです。
    一方で養親で判断するという方法もあるかもしれません。
    しかし後花園天皇が後小松天皇の猶子となった時に、本人は後光厳皇統を継承したという自覚でいました(秦野裕介『乱世の天皇』)が、実際には、後光厳皇統から崇光皇統に移った(宮内庁の天皇系図)ことになっています。
    このことから「誰の猶子であるか」よりも「実際の血縁」が重視されています。

    もしそうであれば、養親からの皇統どころか後花園天皇以降の皇統が「正統」ではなくなり、伏見宮第4代の伏見宮貞常親王以降の系統そして臣籍降下期間を経ての「正統」という流れが招来されることになるのではないかと思います。

    この辺り皇室史学者である倉山満先生はどのようなお考えをお持ちなのか、もしよろしければ教えていただきたいと思いコメントさせていただきました。

    著作活動やシンクタンク活動、倉山塾の運営など色々とご多忙のところではございますが、お答えいただけるようであればお願いいたします。

  2. こういう質問を待っていましたので、普及もかねて、お答えします。
    結論から言うとその通りで、正統(しょうとう)は崇光天皇から貞成親王に移ります。後花園天皇以降の歴代天皇は正統からはずれます。
    だから旧皇族の男系男子の皇籍取得は、女系天皇をやらない為のいざと言う時の備えであって(しかも最後の手段)、バラ色の選択でも何でもありません。バラ色でない理由は多々ありますが、長くなるので省略。
    あとは塾内でお聞きください。

    1. 倉山満先生、ご多忙の中お答えいただきありがとうございます。
      やはりそうなりますか。

      いわゆる男系を推進している方々でも軽い感じで旧宮家系男系子孫が皇籍復帰すれば安泰ということを耳にします。しかしおっしゃるように私自身もバラ色の選択というわけではないと思っています。
      この点同じような認識であったことは、心強く思いました。

      ありがとうございます。

      最後に仮説に仮説を重ねた上で、もし「正統(しょうとう)」の定義を変えたらどうなるかを示してみたいと思います。
      これまた人の家の系図を勝手に解釈することで不敬であることを承知の上で示していきます。

      それは「正統」を「実際の血縁」から「誰の猶子であるか」として見た場合です。
      猶子の意味が、実の子の猶(ごと)く偶するという意味があり、厳密に養子とは意味合いが異なります。
      そして後花園天皇自身が後小松天皇の子であると考えていたことを根拠として、「正統」を「実際の血縁」ではなく「誰の猶子であるか」で見ることもできなくはないと思いました。

      この場合、現在の「正統」のうち、
      光厳天皇から崇光皇統-後花園ではなく、
      光厳-後光厳-後円融-後小松–後花園-以降は現在と変わらず

      そして東山天皇から閑院宮系統-光格ではなく、
      東山-中御門-桜町-桃園-後桃園-光格-以降は現在と変わらず

      もし養親が常陸宮家となった場合、
      昭和天皇-旧皇族男系男子-そしてその子
      と捉えることが可能です。

      万世一系としての天皇の場合、台数は変わりません。
      しかし「正統」を変えた場合の世数は変わることになります。
      ただ伏見宮第4代の伏見宮貞常親王以降の系統そして臣籍降下期間を経ての「正統」の変化よりも良いのではないかと思いました。

      もちろん人の家の系図を勝手に解釈していることではあるため、批判されることを承知の上でのことではあります。

      最後に、ご多忙の中コメントへお答えいただきありがとうございました。
      勉強になりました。

    2. おっと誤解を招きそうな表現なので訂正。崇光天皇~栄仁親王~貞成親王は今も正統ですね。後花園天皇以降の歴代天皇がはずれ、貞常親王以降の歴代伏見宮家当主が正統になります。

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