仙谷の独走と公安の失墜

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 このおじさん、どこまでネタを提供してくれるのだろう。

日韓首脳会談 仙谷氏が異例の同席へ
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101113/plc1011130921008-n1.htm

 自民党政権末期は、言葉の力が劣化していたと思う。
 民主党政権になってからは、言葉そのものをおろそかにしているように思う。
 言葉になっていれば、論理などどうでも良い!他人を説得する必要などない!
というのは言葉への冒涜だと思う。

 聖書の「はじめに言葉ありき」の「言葉」は「論理(ロゴス)」のことなのだが。。。

 あと、看過できない問題がこれ。

「情報テロ」一体誰が…警視庁を震撼させたネット流出
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101106-00000534-san-soci

 これ、警視庁の、しかも公安部の、しかも外事三課の話なので、
「日本にCIAのような情報機関を作ろう!」というのが、いかに誇大妄想かがわかる。

 そもそも公文書の整理ができない政府に、情報管理などできるはずがないのです。
 ちなみに私、自己認識では公文書(「こうぶんしょ」とは読まない)の整理が専門ですから、
この話をしだすと難解かつ長くなるので、今日はここまで。

 一日だけ仙台に出張してきまーす。

「仙谷の独走と公安の失墜」への16件のフィードバック

  1. 仙台に出張してきまーすが仙谷に挑戦してきまーすに見えました。
    それにしても、例の海保職員が連日、英雄のような扱いですね。
    なにかこの光景を見ていると不安になります…

  2. 論理どころか見渡す限りの泥沼政府に
    流石に平和ぼけの我が国の民草も呆然・・・
    という情況になって参りました。
    本格的な機密情報から公開情報までのレベル設定とかあるのでしょうか。
    無いでしょうね。元の責任を担うべき自民党は今何をしとるのでしょうか。

    旅の御無事を。

  3. 公安文章流出やsengoku38の事件(是非は別として)によって日本の情報管理能力は完全に信用を失ってしまいました。。

    便利ではあるのですが無闇にネットに情報をあげてしまうのは見直すべきではと思います。しっかりした情報機関であるならば非常に頼もしいのですが。

  4. 菅首相の国会答弁を聞いてわかるとおり、首相は答を考えて答弁していない。
    ただ言葉(単語)を並べているだけだから、何が言いたいのかさっぱりわからない。
    この調子で諸外国の首脳と話をすれば、通訳は困り真意が伝わらない。
    その結果、不平等条約が締結される恐れがある。
    そこで、首相を補助するため仙石官房長官はAPECに行かざるを得ない。

    出張、無事に終わることを祈念します。

  5. >足利さん
    私も日本の危機管理能力の低さを色々な面で露呈してしまったことには不安を覚えます。
    それと同時に海保職員を英雄としている世論に不安を覚えます。
    特にネットではこの海保職員を2.26の青年将校や浅沼暗殺実行犯の山口二矢と並べて英雄視する人たちがいることには非常に危機感を覚えます。
    ネットの世界は広大だからこそ、そこにある情報には冷静になって接しなければいけませんね。

  6. やっぱ!最後の仙台が仙石に見えたのは、私だけじゃなかった。

    仙石、昔、元気なかったのに、どんどん元気なって行く、(できれば、仙台が元気になるといいのに)

    仙石、どこぞの国で、若返りの薬を飲まされて、誰かの実験台にされているのでは?

    単に、操られているだけでなく、悪魔のサイボーグだな!

  7. 5年前に私の友人の「むつのくに」なる人物が「宮城県営球場に取材に行くぞ!」と意気込んでましたが、折悪しく台風11号の影響で東京で足止めを喰らってしまい、それ以来未だに仙台取材ができていないと嘆いていました。来年か再来年には必ず行くそうですが…

    >藤沢様(10日のレスです)。
    西山事件(別名:横路事件w)の判例によると、「秘密」とは「その内容が『実質的』にも秘密として保護に値する」ものと定義されてますね(大阪地判昭和35年4月6日、最判昭和53年5月31日)。しかしもはや船長が「超法規的措置により」釈放されて裁判の証拠となる可能性はなくなっていた上に、全国民の代表たる国会議員は既に見ていたものなので、はたして「実質的に」「秘密として」「保護に値する」ものだったか、甚だ疑問ではあります。
    そういえば、菅首相は昨日の日支首脳会談で「尖閣は日本固有の領土」と明言したそうですが(この点はいちおう評価しておきましょう)、これもあの流出ビデオのおかげと思えば、皮肉な話ではありますねぇ。

  8. 叔父さんの息子さん

    こんにちは。藤沢です。
    対応頂きまして有難うございます。
    ここで言う実質的って何ですかと、つっこみたくなりますよね。

    衝突の概要とビデオの存在については、みんな知っているし分かっていた事と言う点では、既に秘密ではないですよね。
    秘密を『外部の人に知らせてはいけない情報』位に取れば、ビデオそのものについては非公開の方針が間違いだけどあった訳ですから、その点では守秘義務違反なのでしょうけど。

    保護に値するかどうかについては、裏返せば保護されなかった時にどの位の損失が生じるのかという事になるのでしょうか?その点では今回のケースは国全体としてはマイナスが無いというか、むしろプラスなのではと思います。

    個人的には、量刑はともかく有罪だろうとは思いますが、その時はおそらくこの秘密の定義も無傷ではないと思いました。単に外部に知らせたか否かの一点が問題なのであって、実質的に保護に値するなどという文言は不要だと思います。もっとも今回の件、現実に裁判まで行くのかどうかもまだ怪しいですけど。
    また宜しくお願いします。有難うございました。

  9. 叔父さんの息子様
    今のところはっきりしている罪状って、USBメモリの投棄が不法投棄にあたるかどうかぐらいですよね?

  10. 仙台様

    ありうる罪状、著作権法違反容疑。
    一応、海上保安庁にビデオの著作権が所属するので。

  11. 隆満様
    無事に帰って来れました。
    祖国はあんまり無事ではないようですが。。。

    Oつか様
    お問い合わせフォームへの連絡の後の書き込み、ありがとうございます。
    ちなみに仙谷補助者の役割は、「間違って平等条約を結んできたら困るから監視」ではないでしょうか。

  12. かしわもち様
    確か著作権があるが権所有者が明確ではない場合、供託金を出せば複写できるという規定があったような、これは適用できませんか?

  13. 仙台様

    そのような規定は確かにありますが、今回は出所が明瞭で
    明らかに海上保安庁および撮影者に著作権があります。
    もちろん海上保安庁が広報目的で、権利使用を認めてしまえば合法です。
    動画サイトに投稿する方は
    海上保安庁の広報に、ぜひぜひ許諾申請を行ってください(笑)。
    あまりに多いと広報が麻痺するかもしれませんが
    一方、未だに動画サイトなどでの当該動画を削除するように
    海上保安庁が申し出ていないことから
    権利侵害を申し立てていないと判断し、すでにその権利を放棄したともみなせますね。

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