円安を基本のキから話してみる(倉山塾メルマガより)

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日銀政策決定会合、金融緩和の維持を決定。
インフレ目標を変更せず、2%以上の物価高を目指す。

政府、29兆円の経済対策、事業規模71兆円を決定。
来年までに物価を1.2%引き下げる。

見事なまでに逆の方向を向いている。
日銀はようやくデフレ脱却に向けて
最後の舵を切っている。
黒田総裁は、
「あと2~3年続ければ」とまで言い切った。
事実上の物価水準目標。
インフレ目標を達成した瞬間に引き締めたら
またデフレに戻りかねない。
だからオーバーシュートさせる。

黒田さんの目指す方向性は明確と思うけど、
世間の風当たりは強い。
岸田内閣は選挙に勝ったくせに
支持率(ワイドショー?)しか見てないのか。
「物価を引き下げる!」とか言い出した。
そら、電気代高いけど、それは目の前の現象。
経済は、目に見えないものを捉えるところに
意義がある。

本職のエコノミストの方からすると、
ここまで書いたこと常識だと思うけど、
普通の人は常識的な経済学を勉強する余裕はないでしょう。
しかし、某国会議員なんか
「円安っていいことですか、悪いことですか。
端的にお答えください(ドヤッ)」
って聞く為だけに、
黒田さんを国会に呼びだしたりしていた。

ということで本日は、
そういう恥ずかしいことにならない程度の
基礎の確認。

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