高名な経済学者であられる田中秀臣先生のブログで取り上げられました。
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20091121#p7
経済学・経済史は田中秀臣先生の御著書で勉強しましたので、感激の極みです。田中先生の御立場としては、城山三郎は、日本国民に数々の間違った経済認識を植えつけている点で有害である、との認識だとのことです。私もそう思います。城山三郎の「間違った政策を実行した人を、史実と創作の境界をあいまいというかいい加減にして、美化する」との手法は何とかならんのかな、と思いながらかのシリーズを書いていましたので。
田中先生は私とは政治信条が違うとのことですが、それならばなおさらうれしいことです。
おめでとうございます。
倉山先生のスタンスを誤解しすいませんでした。
有能な官僚(ここでは旧国営企業や日銀の首脳陣も含む)による高度経済成長という神話を打ち崩す必要性があると思います。
官僚が有能であるならば、なぜ護送船団方式は失敗し銀行は国際競争力を失ったのか?
国営企業はなぜ大赤字を抱えたのか?(日本においては都市における人口集中が多いので鉄道ビジネスはフツーにやったら成功する)
なぜ通産省に従わなかったホンダ(本田宗一郎の伝記に書いてあったが)は国際競争力得たのか?(確か日本では自動車産業は発達しえないと官僚は考え二つぐらいの大企業に分割しようとした)
そうした反例が多いにもかかわらず官僚制は賛美されます(僕もしていた)
世の中には不思議なこともあるものです。不思議な事をしていた僕もいましたが。
倉山さん
お早うございます。藤沢秀行です。
知名度が上がり、ご活躍の場が広がりつつある事、嬉しく思います。
「官僚たちの夏」シリーズを読み返していました。
改めて読んでみると(当然ですが)興味深いですよね。このサイト立ち上げ直後のせいか、コメントが少ないのが残念です。私も書き込むようになったのはこの後の時期でした。
私が応援している亡国前夜シリーズとの関連で読んでました。
池田勇人の重要性を再認識させられると共に、理解も少し深まった気がしています。
特に7月7日分は非常に興味深いし重要な事を書かれていると思いますよね。
今からみればコメント0なのが信じられないです!
会社員である私にとっては趣味の世界になってはしまいますが、この時代についても改めて理解を深めて行ければと思います。
お尋ねします。
7月7日の追記1と2の参考文献は、一般の人でも入手(価格的にも)及び理解は可能なものなのでしょうか?(2は内容的に難しいみたいですね)
こうして過去の分を読み返して見ますと結構興味深いものもありますよね。
(↑訂正、興味深いものしかありませんよね!)。
新しい読者のためにも定期的に焼き直すのも今後という点では面白いかもしれませんね。
多忙とネタの渋滞、逆に言えば大いにけっこうだと思います。
今後とも頑張ってください。
それではまた。
「日本の産業は、国の(補助金などの)関与が小さければ、小さいほど、競争力が生まれた。」って、論文で書いたら、文部省(通産省のことを書いても官僚は省庁間で庇い合う)から睨まれるから、指導教官が「僕の名前は共著に入れないでくれ!」って脅されたのだが、どうなんだろう?!
「予算を絞られるのが怖いよう!」だからといって、自力で売れる本は(野口悠紀雄でも立花隆でも)書けない(時代になった)し、うーん、物乞い生活なのだが、その主が交代して・・・
>NAOさん
ひどい学問統制ですね。
対立する学派とは付き合うなという教授もいますからねえ。
名前は申し上げませんが、K大のとある学会では権威あると噂される教授(専門は日本近現代史)なんかは、
「対立する学派の学者との接触を禁じる」
という信じがたい方もいますし。
そのおきてを破ったら見せしめに大学院にいられなくするとか生活できないように追い込むとか。
(たぶん倉山の砦を読んでますなんて言ったら門下生の方は激怒すると思います)
この国ではおかみに触れるたりする学問をやると破門されたり迫害されるらしいです。
NAOさんも大変だと思います。学問の場における良心を貫いてください。
NAOさん
シバッティーさんとまったく同様です。
この砦は「良心の砦」「自由の砦」でありつづけたいと思います。