かつてソ連のスパイたちは、愛国者を装って扇動した。
今、かつてと同じ手法をやられないという保証はどこにもない。日本を滅ぼそうとする敵国のスパイは愛国者を装い、皇室を亡き者にしようとする輩は尊皇家を偽る。
しかし、いくら尊皇家を装っても、正体を見破れる。特徴は三つ。
一、頭の中身が日本国憲法。
二、何の根拠もなく外国に見習えと説教し始める。
三、語っている内容が「僕が考えた理想の皇室論」
いずれにも共通しているのは、帝国憲法や皇室典範以前からの我が国の伝統法を踏まえた議論ではないこと。
今回の譲位を「憲政史上初」と語る御仁がいるが、憲政史など本朝の歴史の中で控えめに言っても十分の一の長さしかない。公称で言えば二十分の一だ。こんな時だけ憲政史を持ち出さないでもらいたい。
自分が勉強して偽物の嘘を見破るしか、皇統保守の道はない。