ゼロの会、発足ご報告

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 年末に少しだけ告知しましたけど、犬猫の殺処分をゼロにする会を立ち上げました。
 ことのきっかけは、私の教え子の女子学生達が中心になって、今日本では30万匹の犬猫が殺されているので、これをドイツに倣ってゼロにしたい。熊本でもやってゼロに近づいているそうだから東京でも!ということではじまりました。

 正式名称は

犬猫殺処分をゼロにする会

です。

 正式な発足日は平成23年2月14日午前9時ということになります。
 私と将棋連盟の上野先生が顧問です。
 学生達の代表の名前とか活動報告などはH.P.が立ちあがったらご紹介します。
 とはいうものの、既に活動は始めていて、毎月一回の(おっと次回3月2日が最終回だ)政治を近くする会で出会う現職議員さんや新人さんにこの話をすると全員が二つ返事で「是非やりましょう!」と言ってくれています。

 東京二十三区の場合、野良犬猫の管理は都が管轄なので、まずは最も信頼できる東京都議会議員ということで、二十年来の親友の吉住健一先生のところを表敬訪問しつつ、お願い事や相談をさせてもらいました。

http://www.yoshizumi.jp/

 前向きな御返事をおただけましたので、今後この砦でご報告できることもあるかと思います。

 なぜ、犬猫殺処分をゼロにする会(略称・ゼロの会)を立ち上げたかをお話します。

 全国の保健所で殺処分される犬猫は30万匹です。
 東京都の場合は5千匹です。
 費用と職員の安全を考えて一酸化炭素を使っているので安楽死ですらありません。
 職員さんたちも殺したくて殺しているわけではありません。
 どうしても引き取り手がない場合に仕方なくです。
 しかも、首輪をつけていても迷子になって飼い主が見つけてくれなければ殺処分されてしまいます。
 
 その一方で、「地域猫」のような保護のされ方をしている猫なども居ますし、心無い飼い主による犬の害もあります。
 犬猫が嫌いな人にとっては不快極まりない話ですし、犬猫好きの人にとってもこれは好ましい状態ではありません。

 地方議員さんだと、こういう問題が一番身近で深刻で難しいのですね。
 というか、そういう話を区議会議員に当選した直後の吉住君からずっと聞いていたので、ドイツや熊本でできるのなら、東京や日本全国でできるだろうと考えた次第です。

 ではドイツはどうしたかというと、歴史は以下の通り。

1871年:ドイツ帝国、建国。動物愛護協会、設立。
1933年:ヒトラーが右翼票を欲しさに「動物愛護法」を制定。
      現代でも続き、世界中の模範となる動物愛護法となる。
 アウトバーン、フォルクスワーゲンと共に、ヒトラーが作ったもので
 ドイツ人が残している数少ないものがこの動物愛護法です。
 では、今に至る内容は?

1.登録制。愛玩動物は家族なので、人間と同じように戸籍を作る。
2.登録料として一匹辺り年間1万円くらいを納税。
  子供の養育費と考えれば超安い。これが払えないならペット飼うな!
3.違反者は罰金、罰金、厳罰!ヒトラー政権時代の強制力は御想像の通り。
  ちなみに現在の日本の法律でも最高金額50万円。問題はとる労力だけど。
4.野良ワンコ&野良ニャンコは、「動物の家」で管理。
  飼い主が見つかるまで探し続ける。⇒98%が見つかる。
  どうしてもみつからない2%の子たちも、名前をつけて、お墓に埋葬するまで面倒を見る。
5.ひたすら、去勢!去勢!去勢!
  安易に命を生み出さないという方針を徹底する。
⇒財源は、初期費用は罰金。その後は、飼い主からの登録料と寄付。

 かくして、犬猫殺処分ゼロ社会のできあがり!
 って、永久に去勢はしなければならないので、御役ゴメンにはなりません。

 熊本はこれを真似して、ほぼゼロに近づけているそうです。

 ということで、詳しいお話をお聞きに成りたい方は、レスで質問してください。