日銀は特アと増税真理教の総本山!

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 最近、よく打ち間違えます。

憲法大窮状とデフレ布教

 さて、政局のドサクサにこんな大本営発表が。

景気の「谷」は昨年3月=戦後最大級の落ち込み―内閣府
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100607-00000070-jij-pol

 あまりにもすごい内容なので、冒頭を長文引用。

 内閣府は7日、景気動向指数研究会(座長・吉川洋東大大学院教授)を開き、景気が下降から上昇に転じた直近の「谷」の時期を2009年3月と判定した。景気は07年10月を「山」として悪化し、後退局面が17カ月間続いた。戦後の平均的な後退期(16カ月)とほぼ同じ長さだが、
08年9月のリーマン・ショックに端を発した世界経済危機の影響で、戦後最大級の急激な落ち込みとなった。吉川座長は同日の記者会見で、今回の景気後退局面を「リーマン不況」と位置付けた。

 翻訳しましょう。
景気は長らく良かった。長期不況なんか幻です。
最近、少しだけ、とるに足りない景気後退がありました。
でも、天災のようなものです。不可抗力です。
みなさん、安心してください。
日本銀行は絶対無敵無謬神聖不可侵です!批判は許しません!

 感動的なまでの御用学者ぶり。
さすが特アの総本山、頭狂大学教授。(あ、また打ち間違えた。)
ミッドウェーでも、レイテでも、台湾沖でも、日本は勝っていたのです。
そう言えば、昭和二十年八月十五日の新聞では、アメリカの空母を撃沈してませんでしたか。

 この砦のことを紹介していただいた、田中秀臣先生が新著を出されました。
『デフレ不況―日本銀行の大罪』(朝日新聞出版社、二〇一〇年)

 昭和6年をちょっと調べなおしているので、大変興味深かったのですが、22頁の白川日銀総裁のデフレ原因論と田中先生の解説が面白いので、紹介します。

一、規制緩和などによって、内外格差が縮小した。⇒政府(とグローバル化)が悪い。
二、労使が雇用確保を重視し、サービス産業などの賃金低下を許容した。⇒労使が悪い。
三、バブル崩壊後の国民の自信の喪失が需要不足を生み出した。⇒国民が悪い。

 つまり、

日銀以外、一億総懺悔

です。
えーと、あなたは何様ですか。
証拠が以下。

デフレとの長き闘い ─白川日銀総裁
http://www.youtube.com/watch?v=JwNKDXMJqGw

 これまた御用記者ぞろいのテレ東(=日経)、白川に「特定の政策を排除しない」などという発言を許している。では、30兆円くらいお札を刷ってもらいましょう。

 インフレ率、6%くらいになってからなら、消費税増税も考えんでもない。
でも今は論外。許すマジ、

増税真理教!

 しかし、官邸と宮内庁の連絡不行き届きはひどいですね。
それはさておき、白川方明と羽毛田信吾は討伐されるべきである。