私の理想シナリオ

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 この所ずっと警告的言説を吐き続けていますが、当たり前ですが、七月までに安倍さん退陣とか死に体とかを望んでいるはずがない。第一次内閣の時だって最初は十年政権のように言われていたので、懸念材料が一つでもあるうちは楽観論には立てないということです。

 少なくとも日銀人事を乗り切るまでは。再三再四どころでなく強調していますが、「後白川法王」が登場したのでは、何の意味もないのです。

 もちろん、このまま安倍内閣の勢いで景気回復し、参議院選挙で安倍内閣の続投が確定するようになれば、実は私個人にとって喜ばしいのです。

 詳しくは言いませんが、本当に人生設計の上では、自公連立体制を維持して過半数獲得ねじれ解消、が楽です。去年の正月に『正論』で書いたような政界再編とか、あえて茨の道を歩む必要はない。

 といっても訳がわからないでしょうから、とびきりの楽観シナリオを。

3月 日銀副総裁任期切れに伴い、白川総裁も辞表。

    しれっと、安倍さんの意中のままの人事。

    景気の回復軌道はいよいよ本格化。

4月以降

憲法論議の本格化。

7月 参議院選挙で、安倍与党が大勝。

 要は、経済問題を片付けて、憲法論議をしたいということです。

 

「私の理想シナリオ」への0件のフィードバック

  1. こんばんは。

    > 要は、経済問題を片付けて、憲法論議をしたいということです。
    つまり『ポジショントーク』ということですね(笑)

    あちこちで倉山さんの仰る「日銀人事で失敗したら後がない(だから法改正!)」という話をするのですが、
    今ひとつ反応が鈍いのがすごく怖いです。
    「金融緩和」とか「日本銀行」とかは縁のない世界の話だと思ってるタイプと、
    大した根拠のない楽観論(麻生さんがいるから大丈夫みたいな)のタイプと二種類います。
    前者は聞く耳ある人ならだいたい分かってくれるんですが、
    後者はちょっと厄介な感じです。
    全員転向させられるようにめげずに頑張ります。

    財務省の近現代史、拝読しました。
    財務省の方々には大蔵魂を取り戻してもらいたいですね。

  2. 今日はじめて倉山先生のホームページを拝見しました。
    現在、学生で東南アジア一国に交換留学をさせていただいております。

    日本を離れて海外の方々と会話をするときに、自分には日本人としてのアイデンティティーが形成されていないことに気づきました。宗教が違う、文化が違う、肌の色が違う人間同士のコミュニケーションには自分の立場を明確にしなければ、相手に信頼されないことを学びました。つまり、母国を誇りにして、守ろうとする気概が相手に伝わらなければ、誰も信頼してくれないのです。
    私は歴史に関してまったく無知でした。

    その時に、正しい歴史事実を獅子吼されているお姿をチャンネル桜で拝見しました。「これが俺の求めるものだ」と食いいって視聴しておりました。

    日本の歴史に関して日本人が誇りをもてない時代を、私の子供の世代に残したくない。世の中の本質を見極めたい。何が事実でなにが作られた2次情報なのかを把握できるようになりたい、と決意しました。

    先生の書籍、発信されるコンテンツ情報を参考に自分の頭で真剣に日本の歴史を、これからの経済を考え、時代の闘士になれるよう精進したいと思います。

  3. 白川はじめ97年の日銀法改悪以降の歴代日銀貴族には、国民全体で損害賠償請求をしたいですね。100兆円くらい。
    払えるだろうが!刷ればいいいんだから。

  4. 最近、竹田恒泰氏の露出の多さが気になります。
    竹田氏がどうこうではないのですが、彼は女性宮家創設に異を唱えていることで有名になり、その一方で反原発論者でもあります。実際に「保守派が考える反原発」だったかな?そんな名称の団体もあり、反原発デモも行っていますし、講師として竹田氏が呼ばれたりしています。
    もちろん様々な意見が有ってもいいですし、そのこと自体はかまわないのですが、彼を異様に持ち上げたりリスペクトしようとする存在に薄気味悪さを感じます。
    憲法問題でも改正派と無効論派(真護憲派)の二極化を鮮明にしようとする動きがありますが、竹田氏の発言を無効論者が引用するのをよく目にしますし、皇室典範に関しては無効論者との親和性が高いように思います。
    これらの動きが分断工作に大いに利用されかねないと危惧しています。憲法論議が単なる二項対立にならないように、正常な議論が為されることを期待していますが。。。

  5. 憲法論議の本格化に向けて、様々な準備が必要と思いますが、
    『誰が殺した? 日本国憲法! 』が品切れなのが残念です。
    従来の憲法論議の無意識の前提を、根本からひっくり返す本なので。

  6. クララ先生にお願いです!

    9条を変えないこと=平和を守ること、だと本気で信じている相手を、一瞬で黙らせ、完膚なきまでに叩きのめせる「反論フレーズ」を教えて下さいませんか?

    (※例えば・・公共事業反対論者に「人殺し!見捨てるのか!」と反論出来るような・・)

  7. 倉山先生こんにちは。初めてコメントします。
    私の叔父は幸福の科学の信者で幸福実現党で働いているみたいです。
    いつもは両親や姉には本を渡したり話しをしたりしに来るだけで私には話しかけないのですが、お正月に少し話しをしました。
    私は安倍首相を支持していることを話したら、それは良いことだけど安倍内閣はすぐ終わるだろうと言われました。
    なんでも、安倍さんの守護霊様を幸福の科学の先生が呼び出して話しを聞いたらしいのです。
    安倍さんは前の内閣の時よりはわかっているみたいだけど、今回もよくわかってないと守護霊様が言ってるから、今の内閣も長くは続かないって言うのが大方の見方だよって言うのです。
    そして政教分離ではなくて、政治と神の意志は一致しなくてはならないのだと、昔の日本はそうだったというのです。…卑弥呼のことでしょうか?
    お前には理解できないと言われたのですが、高杉晋作の言う天とはそういうものだと言うことでした。
    そうなのですか?
    なんだか良くわからな話ですみません。

  8. いつも、憶測ではなく、確かな歴史認識にもとづいて、最悪のシナリオ(無責任な人は想定外と呼ぶ)を考慮にいれて(実際歴史上、最悪が起こった)警告を発してくださるからこそ、私はアジャに絶対的信頼を置いている。 自民党につきまとうオカルト相手に対しても、どこぞから忍び寄ろうとする別のオカルト相手に対しても、一番の王手は確かな歴史認識からしか生まれない。 白川を討て! それが、憲法論議本格化への布石ということなんですね。 

  9. 自民党は変わってしまった、天下りやゼネコンの政治献金を求める政治献金を求める政治家がほとんどいなくなった。
    しかし、そんな行政では旨みは出るのだろうか?!

  10. 鈴木善幸氏が麻生氏の義理のお父さんとは知りませんでした。 たしか親中でしたよね? 麻生氏の印象はけして悪くないのですが、アレ(女ではないッ!^o^)との関係がかなりあるみたいですね。 菊池英博氏の評価も高く、脱デフレには期待しますが、憲法論議には必ずしもプラスではないのではないですか? やはり根本的なところですごく不安です。

    それと巷ではスパイとやらがチラホラ話題になっているようですが、第五列目の裏切り者って、不気味ですね。 私はこれまで労働組合とかあまり関心もったことはなかったのですが、大規模なストライキとかする人達って国の産業とか国益とかに及ぼす影響よりも、労働者個人の利益しか考えない人達ということなんでしょうかね、国家意識が薄いとか。 砕氷船テーゼでゼネストなんかやられた分には即当日日本消滅ですか?(涙)  

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