今すぐ「夜間外出禁止令」を!

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 今日明日にも、早急にやるべきこと。

夜間外出禁止令!

 普通の国だったら、被災地にこれが出ていないのがおかしい。いきなり「戒厳令」とか、原理的に不可能だし、専門家すら何のことやらわかっていないモノを持ち出すよりも、単純明快にすぐできることをやるべきです。
 既にネットでは色々な治安悪化に関する流言が出回っていて、
 だから大報道機関(マスコミ)は慎重(及び腰)になって、
 だからネットなどアングラ情報がまことしやかになって、みたいな悪循環になっています。

 ということでさしあたり、絶対に責任を持って言える生情報と判断を下します。

結論:世界標準だとまだ驚異的な秩序維持だが、今日明日中に対策をしないと、取り返しがつかなくなる。

根拠となる生情報
一、東京ですら買占めなどのパニック。さらに募金箱詐欺や暴行盗難事件すら発生。
二、現地でも被災から10日以上もたって、「犯罪ゼロ」などありえない。
三、被害が大きい場所・しかも小村など目が届きにくい場所ほど不穏。
四、住民が自警団を組んで行動しているところほど、安全度は高い。

 ついでにこういう中途半端な形で、実室的な「夜間外出禁止令」を出している自治体もあります。
http://www.city.shiogama.miyagi.jp/html/emergency/bousai/bousaikunren/pdf/nyuusu14.pdf

 これで周知徹底できたら、奇跡だわ。現状は、かなり奇跡に近いけど、限界はあるし、
奇跡を前提にした政策は必ず破綻します。

 では誰がどうすべきか。
 東京の政府の対応を待っているのは非現実的でしょう。普通に考えても小回りきかないし。
 ならば、現地自治体がやるべきです。
 条例なんかはつくっていられないですけど、
「復興の必要」という名目で「災害対策本部が設置されている間は」という時限で、
「規則」を出せばよいのでは。首長には規則制定権があるので。(地方自治法10条)

中身は、
・女性の独り歩きは自粛。
・男でも夜間の外出は自粛。
・町内会あるいは消防団による昼夜の警戒の励行。
という、既に住民が私的にはじめていることの文言化を地域事情に合わせてすればよいです。
 現地のことは現地の人が一番よくわかっていると思うので。

 で、首長が
「人心は限界に来ています。治安は悪化しつつあります。何かが起きる前にやります。起きてからじゃ遅いです」と、あらゆる可能な手段(メディア)で宣言する。これで起きなくてすむ事件はかなりあるはずです。これは被災地だけの問題ではなく、日本全体の安全保障の問題です。

 先手を打つべきだとです。物資が十分に行き渡れば人心は落ち着くでしょうが、それまで待つべきではありません。政府は(どんなに一生懸命でも)十分に物資は届けられない!という前提で自治体が動くべきです。

「今すぐ「夜間外出禁止令」を!」への0件のフィードバック

  1. メディアが、先走って夜間の無秩序状態を報じることで
    余計に犯罪者を被災地に呼び込むことになりかねない。
    メディアが犯罪を助長するわけにはいかないので、
    この点での各自治体のメッセージは可及的速やかに必要で
    そうすればメディアも警戒を報じやすくなります。

  2. 情けなくて、涙が出てしまった。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110321-00000081-jij-pol

    (リンクが切られる可能性があるため、全文引用する、引用はじめ)
    都知事、消防隊への圧力に抗議=原発放水「速やかにしないと処分」−海江田氏発言か
    時事通信 3月21日(月)17時56分配信

     東京都の石原慎太郎知事は21日午後、首相官邸で菅直人首相と会い、福島第1原発での放水作業をめぐり、政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との圧力的発言があったとして、抗議した。石原氏によると、首相は「陳謝します。大変申し訳ない」と述べた。都関係者は、発言は海江田万里経済産業相からあったとしている。
     石原氏は会談後、記者団に「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ(と指示があった)。やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」と強調。さらに、「担当大臣か何か知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせないでください」と首相に申し入れたことを明らかにした。
     また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、政府側の指示で7時間連続で放水したため、石原氏は「完全に壊れた」と説明した。
     一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で「これから調査する」と述べるにとどめた。
    (引用終わり)

    なおこの件について猪瀬直樹副知事も、ブログで触れている。

    http://www.inosenaoki.com/blog/2011/03/post-8bab.html

    (こちらもブログ記事を削除されかねないので、全文引用する。引用はじめ)
    福島原発の放水活動で東京消防報告。今後の教訓にしたいこと。
     3月21日15時すぎ、石原知事と京王線幡ヶ谷駅に近い消防学校へ行った。福島原発で活躍した139人の隊員たちの慰労のため。

    「皆さん、ほんとうにありがとうございます」と、石原知事は涙ぐんで慰労した。

    消防隊幹部と現場の状況について報告を受けた。問題点として、政府・東電の指揮命令系統が明確でないことがわかった。今後の現場の活動をよりスムーズにするために、以下の点を記録しておきたい。

    ○ 本部は原発の現場より20km離れたところに前線指揮所が設置されている。

    ○ 地震発生当初は現場と前線本部をつなぐ、無線の状態が悪く、現場の状況がよくわからないようだった。

    ○ 現場を知らない本部の人達から、東京消防庁が現場で判断した方針を変更するよう度々要求された。

    ・放水は当初4時間の予定だった。その後状況を勘案し、必要に応じ再度放水することにしていた。しかし、連続して7時間放水し続けるよう執拗に要求された。結果として、7時間放水することになったが、そのため2台ある放水塔車のうち1台がディーゼルエンジンの焼き付きにより使用不能となった。
    ・東京消防庁にて海から放水塔車までの給水ホースの設置ルートを800メートルの最短距離で、設定していたが、遠回りにするように執拗に要求された。
    ・「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」の発言もあった。

    ○ 職員の命を預かる隊長としては、現場をわかっていない人達に職員の命を預けるわけにはいかない。

    ○ 消防庁は、自衛隊の指揮下に入ったが、現場の自衛隊員と消防庁の職員とはお互いに協力して、事態に当たった。

    ○ 防護服は放射能を遮断できない。そのため、各職員が携帯している積算被爆放射能計と活動時間の管理を厳密に行った。

    ○ 放水は16名によって行った。隊員の状況に応じていつでも交代が出来るように、その後ろにバックアップの職員を待機させながら、放水した。

    ○ 東京消防庁が放水する際に使ったホース800m(口径15cmドイツ製)を今後も活用できるように、現場にそのまま残してある。普通のホースは6cmである。今回の太いホースはオランダで使われている特別製のもの。

    ○ 原発への放水には大阪市、横浜市、川崎市など政令指定都市からも申し入れが入っている。以後、放水塔車や特別製ホースなどインフラを使ってもらうなど調整は東京消防庁が行っていく。
    (引用終わり)

    本来の職務ではないにも関わらず、協力している。
    にも関わらず、現場を混乱させる発言、そして発言だけならばまだ許せる。
    問題は、その指令によって、1台の放水車が、その放水能力を失ったことである。

    指揮命令系統が混乱しているという証左である。記録に残したい。
    非常に重要な記事であるから、もし上記に誤りがあるならば、教えていただきたい。
    本当に情けない。悲しくなった。日本はいつからこんな国になったんだ。

    以上

  3. かしわもちさん
    藤沢です。いつもお世話になります。
    拝見して、佐々淳行氏の指摘を思い出しました。

    『日本の「切り札」東京消防庁ハイパーレスキュー部隊出動』
    http://news.livedoor.com/article/detail/5426247/

    (以下本文です)
    東京電力福島第1原発への地上からの放水作業のため、東京消防庁は18日、災害救助の精鋭「ハイパーレスキュー部隊」を含む援助隊を現場へと出動させた。数々の災害現場で活躍してきたエリート集団だけに、現状打開への期待がかかる。ただ、米原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ委員長(40)は「(冷却活動は)おそらく数週間かかる」との認識を示しており、作業は長期化の可能性も懸念される。

     原発危機回避を急務とする菅直人首相(64)は18日未明、石原慎太郎東京都知事(78)へ緊急消防援助隊の派遣を要請した。東京消防庁はハイパーレスキュー部隊119人を含む援助隊139人を出動させ、同日午前7時半頃には福島県いわき市に到着。午後3時35分頃、現地へと出発した。

    (※全文は長いので、途中省略させて下さい)

    地震発生翌日の12日に原発に向け出動するも、爆発事故を受けて撤退した経緯があるが、再派遣の要請が6日後となったことを問題視する声も上がる。佐々淳行・元内閣安全保障室長は「なぜ、政府は真っ先に東京消防庁に要請しなかったのか。高圧放水車や化学防護車を持っていて、陸自や警視庁よりも優れた性能を備えている。危機管理能力ゼロとしか言えない」と政府の責任を問う。そして「カナダには高性能な化学消防艇もある。世界各国に協力を呼び掛け、日本に集結させるべきだ」と国境を超えた作戦展開の必要性を訴えた。
    (引用終わります)

    間違いが間違いを呼んでいるとしか思えません。知識も無ければ判断も効かず、また話も上に上がっていかない状態なのだと思います。
    こういう話を聞くにつけ、やはり総理自身の性格との関連もあると思ってしまうのです。意見を言えば「お前の意見など聞いていない。」言い、事実だけを報告すれば「俺に判断させる気か」と逆にあたり散らすその性格が、こういう所に出ていると思います。

    この総理の下で気持ちを一つにして復興をやろうなどと多くの国民は思ってはいない!!時期の問題はあるだろうけど、情報公開に基づく今回の総括反省を行った時点で、出来るだけ早く自ら辞めるべきだ!!

  4. To かしわもちさま
    石原都知事の「天罰」という表現を失言と罵り続ける方々は、この記事を見て何を感じるのでしょうか。
    菅首相も陳謝し事実を認めたなら、キチガイ大臣を「速やかに処分する」べきです。
    それと、自らを選ばれし者とするエリート達の歪んだ意識が「勇者を消耗品」の如く扱う事例が最近余りに目に付きますね。

    さて、話は全く変わります。
    民主主義はとかく「自由」が保障された素晴らしい制度として捉えがちですが、原則は国民に対して結果責任を問う制度です。
    すべて国民が責任を問われなければならない制度です。
    国民の意識レベルと知性が欠如し、悪しき集団が施政する事態に陥れば、彼らにとって民主主義は便利なツールに過ぎないのだと思い知らせれます。

    国民一人一人が左派勢力に国を委ねた結果がどうなったのかを総括し、同時に自らの政治に対する意識レベルを偽りなく考え、その結果の代償を痛感した上でどう考えどう行動するのか…
    未曾有の国難の中で国家が立ち直るとすれば、その国家の基本となる国民の意識変革が絶対に不可欠なのでしょう。

    この時期にコメントする内容ではないのでしょうし、当たり前の話なのですが、最近つくづく感じる正直な思いです。

  5. To 藤沢秀行さま
    現政権中枢や安全地帯に居る担当部門エリート達の心に奥底にある共通意識に
    「どうせ廃炉にするんだし、現場実務や仕事は下の者や孫請け、自衛隊、消防にやらせるんだからいいや」
    とする観が見え隠れするのは私だけでしょうか…

    今、文句言っても何も解決しませんが、ただ私は忘れません。

  6. 藤沢さま

    リーダーの資質については、良くわかりません。世に出ている情報もデマかもしれません。
    ただ、組織が一体になって問題解決に動いていないその責任はリーダーにあるのは言うまでもないでしょう。
    いくらどなり散らしても構わないので、結果を出してほしいものです。

    気になるのは、この問題発言をした人物が、自分の間違った指示のせいで、
    1台の貴重な放水車を失ったことを、放水活動後ただちに
    しっかり上司たる総理大臣に報告したかどうかです。
    悪い情報ほど隠ぺいせずに早く報告する、緊急時にもっとも大切なことです。
    もし、それができていないならば、二度と絶対に現場指揮官に選んではいけません。
    情報の握りつぶしこそ、大本営発表の歴史の繰り返しになります。

    佐伯さま

    私が涙を流したのは、国民が選んだ代表がこんなにも脆い人物だったのかという悔しさからです。
    少しは信じていました。でももしこの発言と結果が真実であるならば、
    最悪の事態を考えなければならないのではないかと思っております。
    別の項で倉山先生が書いたとおり、道具そのものが重要なのではない、
    その道具を使っている人が誰かということが重要なのだと、
    それを強く感じてしまいました。

    ゼロ戦の優秀なパイロットは、疲労も顧みられず戦線をたらいまわしにされ、優秀なパイロットほど早く失われていきました。
    優秀な兵士をどんどん失う一方で、いくらでも兵士など赤紙一枚で補充できると考える本部。
    左翼がもっとも忌み嫌う大本営と、自分たちが同じことをしていることに気が付いてるのでしょうか?

    残酷ですが、このような代表を選び、権力という道具を委ねてしまった。
    不幸な結果を招いてしまったのは、私たち国民にもその責任はあるのだと私も感じざるを得ません。
    彼らは、残念なことに「私たちの代表」なんです。
    本当に悔しいです。

  7. 佐伯さん
    こんばんは。藤沢です。
    先日は有難うございました。

    佐伯さんだけでなく、私もそうですし、みんな同感だと思います。
    いまさら言うまでも無く、民主党全体を通して言える事は、自衛隊、警察、検察への敵視と軽視です。東京電力についても、危なくて嫌なものは自社の人間ではなく協力会社の人間にやらせておけというような雰囲気を感じます。(余談ですが、いまもう一つ大騒ぎになっている、みずほ銀行についても、同様の問題を感じます。)
    今回の件について言えば、こういう時こそ、そこまで言った海江田大臣自ら放水活動の現場に行って、自分の目で見て来るべきだったでしょう。現場の方々の心境、想像するに余りあるものがあります。

    大切なのは言い続ける事だと思っています。そうでないと余計勘違いする人達でしょうから。根気良く頑張って行きましょう。それではまた。

  8. To かしわもちさま
    >左翼がもっとも忌み嫌う大本営と、自分たちが同じことをしていることに気が付いてるのでしょうか?

    ここは大きく見誤っているのではないかと思います。
    サヨクは国想う故大本営を忌み嫌うのではく、その嫌悪の対象は日本であって、対して愛すものは、否定している国家の国家権力と己への歪んだ自己愛。そして、強烈な自己陶酔=異常なるナルシストなのだと私は思うのですが、如何ですか。
    倉山語録によると、
    国は嫌いだけど、その国の権力は好きということではないでしょうか。

    >私たち国民にもその責任はあるのだと私も感じざるを得ません。
    ここも、はっきりと「国民にも」ではなく、「国民に」責任があると認識すべではないでしょうか。
    そうでなければ、いつまでたっても当事者意識は生まれないと思うのですが、如何ですか。
    「にも」という言葉を使うと、言い訳や逃げ道を作ることになりかねませんから。

    偉そうな言葉で申し訳ございません。

    ちなみに今私は猛烈に働いています。
    外貨獲得中です^^
    国を救える額ではありませんので、自慢できるほどでもないのですが。

  9. To 藤沢秀行さま

    コメントありがとうございます。
    彼らにはもはや正論や正義、常識という正攻法は通用しないような気がします。
    何が何でも、言い逃れすることに関しては天才クラスですから。
    東電やみずほは現在進行形の極端な例ですが、ことの本質は日本人の大事なものの喪失にあると思いませんか。
    私は、自分の周囲を見ても、そう感じます。
    あえて具体的に書きません。皆で考えるべき問題だと思います。
    それでもなお、大混乱が発生しない日本はやはりミラクルです。
    昨日、知人の外国人からメッセージが来ました。
    「日本は日出る国だから、大丈夫だろ」ってことでした。
    心配だとか、頑張れとか、大丈夫?ではなく、大丈夫だろってところが嬉しかったですね。
    それでは、また。

  10. 佐伯さま

    確かに彼らは、国は嫌いだが、権力大好き人間ですね。
    見誤りました。
    さらに助詞の躊躇いを見抜かれるとは!
    「国民に」と言い切るには、余りにも国民が哀れすぎて躊躇われました。
    「にも」ではいかんですな。

    日銀も少しだけ正常になっていますが、まだまだ足りません。
    国富が海外に流れることがないように、どうぞ励んでくださいね。
    無理だけはなさいませんように。

  11. To かしわもち さま
    コメントありがとうございます。
    ちょっと偉そうに話してしまって…少し感情的になっている自分を反省しています。
    他意はありませんので、これからも是非、ご教授お願いします。
    では、また。

  12. お三方
    冷静かつ抑制の効いた議論ありがとうございます。
    それぞれにうなづいておりました。
    ただ、意外と私の言動は瞬間的に大きくなっていますので、特に政局にからむことは発言を控えるようにします。
    もどかしい思いをさせるかもしれませんが、御寛恕のほどをお願いします。

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