菅内閣の政策について二つ論評。
一、消費減税について
親交がありchくららにも御出演いただいた立憲民主党の中谷一馬代議士より連絡があり、質問主意書に対する回答が届いたとか。
内閣の結論は「消費減税は検討していない」とのこと。
これは支持できない。
最近の自民党は「支持率が高い」「選挙に絶対負けない」と思えば増税しても大丈夫と思っている節がある。そらあ、「いつもの野党」が相手では。
二、日本学術会議の推薦した委員6人を不承認。
「いつもの野党」が学問の自由の侵害だ!と騒いでいるようだけど、さすがに、無理筋では?
黒川騒動の時は「いつもの野党」もちゃんとしたことを言っていたと思うけど、今回はまるで同意できない。
理由は今晩の倉山塾メルマガに書いた。
いずれにしても「ちゃんとした野党」がないとダメだなあと痛感。といっても今は無いものねだりなので、個別の論点ごとに点検することが大事なのだと自覚している。
消費減税とコロナの関連で少し。
コロナ騒動の折、メディアで「経済か人命か」と煽っているのを見掛けたんです。それを見て私、「?」となって。
だって、公衆衛生の本に出て来る経済政策への言及だと、常に「財政か人命か」という問いなんです。二択の一方が違います。
※勿論、不況時における問いです。
不況時こそ、「財政より人命を優先すべき」という話。
この一件以降、「学術会議は既得権益だ」という話を
多く聞くようになりましたが、そうであれば、菅さんは
この既得権益とは戦うつもりはないということですよね。
105人中99人は言われるがままに任命したわけですから。
そういや、与党で減税を叫んでいた威勢の良い方々は、どうしちゃったんでしょうね?(棒)
自己レスですが。
与党で減税法案を取りまとめてた筈の某N議員、今度は学術会議の件に甘噛して来て、「国会で取り上げる」とか言っているみたいで。なんか、呆れる他ないですね・・・。